導入前の課題
ロート製薬株式会社は、創業126年を迎えるヘルスケア企業です。経営理念に「心身の健康に貢献し続けること」を掲げ、長期視点での価値創出を通じて、豊かで幸せな生活の実現に取り組んでいます。また、社会の公器としての自覚を持ち、関係者とともに社会課題の解決を図り、得られた便益を共有することを使命としています。
事業としてはスキンケア領域を主軸に置きつつ、「目薬の会社」としての市場認知を超えて、健康と美に関わる幅広い製品を国内外で展開。「メンソレータム」ブランドをはじめ、世界中に製品を提供しており、今後3年で海外売上比率が国内と拮抗する見込みです。さらなる成長と変化に柔軟に対応すべく、DXやデータ活用にも積極的に取り組んでいます。
ロート製薬株式会社 DX/AI推進室 マネージャー 坂口様(右)、DX/AI推進室 小西様(左)
ロート製薬では、商品の多様化や事業の成長に伴い、マスターデータ管理の複雑化が顕著になっていました。各部門が独自に最適化した運用を行っていたため、データの定義や所在が属人化・サイロ化し、ジョブローテーションによって担当が変わるたびに情報が断絶。暗黙知が引き継がれず、入力ミスや差し戻しが頻発していました。
さらに、データの品質にも課題があり、システムごとに異なるコード体系や命名ルールが存在していたため、分析前の前処理作業に多くの工数がかかり、全社でのデータ活用が進まない状況が続いていました。また、国内外・社内外の製造ルールの違いや変化にも対応が求められる中、それらの知識不足からくる問い合わせや業務停滞も大きな課題となっていました。
MDMシステムを導入することで、マスターデータの一元管理や品質改善に取り組みましたが、現場では新システムへの習熟や製造ルールへの理解が追いつかず、さらなる支援が必要だと判断しました。そのため、操作ガイドやナビゲーションを柔軟に設計でき、ユーザーごとに最適な支援を提供できる「テックタッチ」の導入を決めました。
活用方法と効果
当社には「覚えなくていいシステム操作は極力自動化し、必要な判断にリソースを集中させる」という軸があるため、その思考のもと操作支援の最適化を図りました。「テックタッチ」の操作ガイドは、申請者や承認者の作業内容に応じて必要なタイミングでポップアップを表示。例えば「再申請時には引戻し作業が必要」といった重要な手順の確認も自動で表示され、つまずきの防止につなげています。
MDMの操作方法やFAQを案内することで従業員が迷わず操作できるように
さらに、画面上のON/OFFボタン設置によってガイドの表示/非表示を切り替えたり、「検索虎の巻」や「ヘルプページ」から製品コードやカテゴリ情報を一元化・検索可能にするなど、直感的なナビゲーションを実現。操作方法だけでなく製造ルールや社内ルールも含めて学べる構造にすることで、非IT人材でも安心して業務に取り組めるように工夫しました。加えて、画像やGIFを使って他システム上でのクリック箇所も視覚的に案内するなど、細部にわたる支援を実装しています。
登録するデータに応じて操作をサポートするガイドにより従業員の業務を効率化
これにより、マニュアル確認や定型操作、入力作業にかかる時間が削減され、導入から4か月で約130時間分のリソースを創出することができました。ユーザーからの問い合わせ件数も20%削減され、業務負荷の軽減が実現。さらに、社員が既存データに対して「このやり方で良いのか」と疑問を持ち、自ら改善を図るような意識変容も見られるようになってきています。「テックタッチ」は、誰がどこでつまずいたかを可視化できるため、今後の運用改善にも活用できる基盤となっています。
今後の展望
医薬品から食品まで2,000超の品目を取り扱い、100カ国以上に輸出するロート製薬にとって、製造・輸出ルールの変化は日常的なものです。そうした変化に迅速かつ柔軟に対応するため、「システムでは吸収できない仕様変更には、DAP(デジタルアダプションプラットフォーム)で対応する」という判断をしました。「テックタッチ」は、ノーコードで直感的に内製でき、変更にも即応できる点で高く評価されています。今後も、ユーザーの前向きなデータ入力を促す設計と、業務に寄り添った支援の両立により、さらなる品質向上と業務の高速化を目指していきたいと思います。
AI型次世代DAP「テックタッチ」を開発・提供し、DAP市場国内シェアNo.1のテックタッチ株式会社は、TIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下 TIS)が「テックタッチ」のプラットフォーム契約を締結し、全社的な活用を推進する方針を決定したことをお知らせいたします。取り組みの第一弾として、同社が運用する業務管理クラウド「ServiceNow」への導入を完了しており、今後は基幹システムなど、他システムへの段階的な展開を予定しています。
■導入の背景
TISでは、依頼申請や問い合わせ業務のワークフロー管理、ならびに各種ガイドやFAQの公開・検索といった情報基盤として業務管理クラウド「ServiceNow」を活用し、業務効率化と社内の情報共有を推進してきました。また、社員の使いやすさを重視し、継続的なシステム改善にも取り組んでいます。
ユーザーからは、社内システムのUI/UX改善に関するご要望が多数あがっています。しかしながら、様々な要因で柔軟かつ迅速な改善が難しい状況です。具体的には、クラウドサービスの仕様上の制約や、開発要員の確保といった課題がありました。
毎年実施している社内アンケートでは、UI(操作画面)に関する改善要望は全回答の38%を占めており、特にガイドやFAQへの迅速なアクセスに対するニーズが顕著でした。こうしたフィードバックを受け、TISでは「ServiceNow」の活用価値をさらに高める施策として、デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)の活用を検討していました。
■導入の決め手
TISでは、システムの使いやすさと業務効率向上を目指し、DAP「テックタッチ」を導入しました。ノーコードで画面上に直感的な操作ガイドを作成・表示できる「テックタッチ」によって、誰もが入力に迷うことなくシステムを最大限使いこなせる環境を提供します。これにより、社員は迷うことなく業務を遂行でき、入力ミスの削減と業務効率化が実現されました。
■「テックタッチ」導入で期待される効果
「ServiceNow」の画面操作に関するユーザーからの要望に対応するため、「テックタッチ」を活用し、入力ルールや操作方法を的確に伝えることで問い合わせや差戻しの削減、操作時間の短縮が見込めます。また、これまで標準仕様では対応が難しく外注対応が必要だった要望にも、迅速な対応が可能となるため開発工数や外注コストの削減が可能になります。
■今後の予定
「ServiceNow」での導入効果を踏まえ、基幹システムへの展開を予定しています。「テックタッチ」をプラットフォームとして利用することで、業務効率化の実現を加速させていく方針です。
■TIS株式会社 コーポレートデジタル推進部 セクションチーフ 後迫様のコメント
私たちTIS株式会社では、業務効率化と社員の使いやすさを重視した社内システムの改善に取り組んでいますが、依然として社内システムのUI/UX改善に関する要望が多く寄せられており、それらに迅速に対応するための新たな施策が必要でした。
その背景として、クラウドサービスの仕様制約や開発要員の確保が課題となっており、この状況を打開するため、私たちはデジタルアダプションプラットフォーム「テックタッチ」を導入しました。
「テックタッチ」の導入により、直感的な操作ガイドを社内システムの画面上に表示できるようになり、社員が迷うことなく効率的に社内システムを活用できる環境を提供しています。その結果、社員の入力ミスや操作の迷いが減り、業務全体の効率化が進むとともにユーザー体験が向上しました。
「テックタッチ」の導入により、問い合わせや差戻しを減少させるだけでなく、これまで難しかったUI/UX改善要望に対して迅速な対応が可能になりました。また、開発工数や外注コストの削減にも寄与するとともに、社員の業務エンゲージメント向上へ貢献し、さらなる業務改善を促進しています。今後は「ServiceNow」での導入効果を社内システム全体へ展開し、より高度な業務効率化とユーザー体験の向上を目指します。
これからも「テックタッチ」を活用し、社員の多様なニーズに応える柔軟なシステム環境を提供していく所存です。
■TIS株式会社について
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。
TIS株式会社:https://www.tis.co.jp/
AI型次世代DAP「テックタッチ」国内シェアNo.1の「テックタッチ」を開発・提供するテックタッチ株式会社は、九州旅客鉄道株式会社(本社:福岡市博多区、代表取締役社長執行役員:古宮 洋二、以下 JR九州)の出張・経費管理クラウド「SAP Concur®」に、「テックタッチ」が採用されたことをお知らせいたします。
■導入の背景
JR九州は、DX活用範囲の拡大と深堀りをするために「JR九州グループDX戦略」を策定し、これまでの取り組みに引き続き、「お客さま体験の進化と新領域の創造」、「オペレーションの変革」等、デジタルの力で既存事業の強靭化を実現し、さらに新たな価値提供とビジネスの創造に挑戦しています。
JR九州では、経費精算等の間接業務の効率化、ペーパーレス化推進による電帳法対応及び監査ルールのシステム化による内部統制強化を目的に、出張・経費管理クラウド「SAP Concur®」を導入していますが、利用にあたって社内からの問い合わせや差し戻し対応が多く発生していたことが課題でした。課題解決のため、入力フォームの最適化を検討していた中で、システムの入力操作に迷う箇所にノーコードで操作ガイドを作成・表示できるという特長を持つ「テックタッチ」を知り、操作ガイド機能による問い合わせ、差し戻し及び入力時間の削減を通じた業務効率化を期待し、導入を決定しました。
■九州旅客鉄道株式会社 財務部財務課 主席 渡邉友樹様のコメント
当社は、経費精算・請求書支払いに係る問い合わせ、差し戻し及びシステム入力時間の削減を目的として、従業員がシステムを迷わず使えるよう支援できる「テックタッチ」の導入を決定しました。「テックタッチ」の操作ガイド及び入力自動化により業務効率化を見込めることや経理担当者がノーコードで容易にガイドの作成、適切な箇所への表示及び必要に応じた修正が可能であることなどが導入の決め手となりました。
将来的には、他の社内システムへの展開も視野に入れており、「テックタッチ」の導入が当社の効率的な業務運営を実現する「オペレーションの変革」に繋がることを期待しています。
■九州旅客鉄道株式会社について
九州旅客鉄道株式会社は、1987年に「日本国有鉄道」の分割民営化により設立され、福岡市博多区に本社を置く鉄道会社です。九州を中心とした事業フィールドで、鉄道だけでなく、駅ビルやホテル、マンション、建設、流通や外食事業など、多角的に事業を展開しています。「九州の元気を、世界へ」という夢に向かって、地域の皆さまとともに社会インフラである駅周辺の魅力度向上に取り組むとともに、安全で快適な移動の提供を通じて、駅周辺人口・交流人口を創造することで持続可能なまちづくりに取り組んでいます。
九州旅客鉄道株式会社:https://www.jrkyushu.co.jp/
問い合わせ・差し戻し件数3割減など、業務変革を後押し
AI型次世代DAP「テックタッチ」を開発・提供し、DAP市場国内シェアNo.1のテックタッチ株式会社は、ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表執行役社長:山浦 敦、以下 ヤマハ)が運用する経費精算・人事システムに「テックタッチ」が導入されたことをお知らせいたします。
■導入の背景
ヤマハのDX戦略の目的は、ビジネスと業務を顧客起点に変革すること“Transformation by Digital”です。DXの推進のため、全社の業務を5つの業務領域(顧客接点、企画・開発・研究、製造、供給、会計・人事・その他間接業務)に分け、各領域に対し3つの視点(データ、システム、業務プロセス)で整理を行い、方針・ルールを明確化し、グループ全体での業務変革を推進しています。その一環として、グループの経費精算システムを運用していますが、同社が行った社内アンケートによれば約90%の社員が操作に戸惑うなど操作方法の難しさに伴う、問い合わせや誤入力、差し戻しの件数削減に向けて解決策を模索していました。またシステムアップデートによる操作マニュアルの更新やUI変更への迅速な対応も課題となっており、DAPの導入を検討していました。
■導入の決め手
他社のDAPとの比較検討を行うなかで、「テックタッチ」は入力に迷う箇所にノーコードで操作ガイドを設置でき、非IT人材でも対応可能であるメリットが評価され、導入に至りました。
■活用効果と今後の展開
導入の結果、「テックタッチ」の操作ガイドの認知がヤマハ社内全体に広がり、月平均で問い合わせや差し戻し対応件数が30%減少した他、入力操作に迷う時間が12%削減されるなど、業務効率化に寄与しています。また、経費精算システム以外でも統合人事システムでも活用が進んでおり、今後「テックタッチ」の適用システムをさらに広げていく検討も進められています。
■ヤマハ株式会社について
ヤマハグループは「感動を・ともに・創る」を企業理念として共有し、音・音楽を通じて「世界中の人々のこころ豊かなくらし」に貢献することを目指しています。そのような中、ヤマハの楽器事業は中核事業として伝統的なアコースティック楽器や電子楽器に加え、双方の技術を融合したハイブリッド商品の開発にも注力しながら、豊富な商品ラインアップやグローバルな販売・サービス体制により、世界でNo.1の総合楽器メーカーの地位を獲得しています。また、「音・音楽」をコアとして培った技術を生かし、音響機器事業として業務用からコンシューマー向けまで、幅広い製品・サービスによって多彩なソリューション、音楽の楽しみを提供しています。
ヤマハ株式会社:https://www.yamaha.com/
経営基盤の強化に向けてシステムの早期定着を支援
デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)国内シェアNo.1の「テックタッチ」を開発・提供するテックタッチ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 CEO:井無田 仲、以下 当社)は、株式会社みずほフィナンシャルグループ(本社:東京都千代田区、執行役社長:木原 正裕、以下 みずほFG)の人事システム「SAP SuccessFactors®」とLMS(学習管理システム)「Cornerstone Learning Management」に、「テックタッチ」が採用されたことをお知らせいたします。
■導入の背景
みずほFGは、人的資本経営の強化を背景に、グループ5社共通の人事制度に関する新たな枠組みを構築し、「かなで」として公表しています。その人事制度を支える共通基盤として、グローバルプラットフォームの「SAP SuccessFactors」(人事システム)と「Cornerstone Learning Management」(LMS:学習管理システム)を導入・運用しており、さらなるユーザービリティの向上に向けて、人事施策とエンドユーザーである社員約5万人をつなげる有効な手段を検討するなかで、デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)「テックタッチ」が採用されました。
「かなで」:https://www.mizuho-fg.co.jp/csr/employee/hroperation/index.html
■「テックタッチ」選定理由
「テックタッチ」は、デジタルガイドなどをノーコードで実装できるため、開発不要で、画面のインターフェースをカスタマイズし、使い勝手を高めることができます。これまでの大手企業における導入実績や簡単にガイドを作成できること、手厚いサポート体制などが評価され、システム利活用に寄与するソリューションとして採用に至りました。
■今後の予定
「テックタッチ」により、「SAP SuccessFactors」や「Cornerstone Learning Management」が持つシステム本来の価値を最大化させていきます。まずは、ユーザーのシステム操作の迷いを軽減してシステム利用時間の短縮や誤入力を防止し、問合せや差戻し数の削減による業務生産性の向上を目指します。
■株式会社みずほフィナンシャルグループ 人事業務部 ヴァイスプレジデント・佐藤美樹氏のコメント
当社では、人事の基幹システムにSaaSを導入しました。SaaSはコストを抑えやすく、導入の迅速さといったメリットがありますが、仕様をSaaSに合わせる必要があり、また海外製品のため日本の業務文化になじまない部分もあり、利便性の観点で多くの制約に苦労してきました。
そこで、SaaS課題の隙間を埋めるサービスとして「テックタッチ」の導入を決定しました。「テックタッチ」を活用することで、社員の入力精度の向上と照会・問い合わせの削減を実現しています。具体的には、社員が躓きそうな部分にコメントを追記したり、入力をサポートするガイドを画面上に表示することで、マニュアルを参照せずとも正確に申請できるよう努めています。また、緊急の案内が必要な際や利用を避けてほしい時間帯について、システムの画面上にメッセージを表示することで、社員への周知を手軽に図ることができる点も非常に魅力的です。
今後、SaaSの導入がますます増えていく中で、「テックタッチ」には大きな期待を寄せています。
■株式会社みずほフィナンシャルグループについて
みずほフィナンシャルグループは、グループ内に銀行、信託、証券、アセットマネジメント(資産運用)およびシンクタンクを擁するグローバルな金融グループです。グループ一体での顧客ニーズ対応力やソリューション提供力を通じて、お客さまのニーズに即したサービスを迅速に提供しています。
URL:https://www.mizuho-fg.co.jp/
AI型デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)国内シェアNo.1の「テックタッチ」を開発・提供するテックタッチ株式会社は、塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役会長兼社長 CEO:手代木 功、以下 塩野義製薬)の調達購買の業務プラットフォームである「Coupa」の早期定着と運用負荷軽減を目的として、DAP「テックタッチ」が採用されたことをお知らせいたします。
■導入の背景
塩野義製薬は、経済産業省と東京証券取引所が選定する「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)」で2年連続(2023年、2024年)「DX注目企業」に選定されるなど、全社でDXによる変革を進められています。
同社はDXにおいて、バリューチェーン全体のスピードと生産性向上を重視しており、その一環として調達業務の効率化に着目されました。「Coupa」は、調達プロセス全体をデジタル化し一元管理することで、業務の可視化、自動化、標準化を実現するシステムです。しかし、定着に向けたユーザートレーニングコストや、システム操作に関する管理部門への問い合わせ増加、ユーザーのシステム操作負荷等、導入から運用までに係る課題感を持っておられ、その解決策としてDAPの導入が検討されました。
結果として、システム改修を必要とせずノーコードで画面のUI改善を行えること、ガイドの作成が容易であること、そして手厚いサポート体制が評価されてDAP「テックタッチ」の導入に至りました。
現在、調達システムの導入と同時に「テックタッチ」もリリースされ、システムの安定稼働に寄与しています。
■塩野義製薬 経営戦略本部 経理財務部 高木様からのコメント
「テックタッチ」はソフトウェア自体の扱いやすさ、およびサポート体制が充実していることの両面から導入が容易であり、システム導入担当者の負担を大きく増加させることなく、システム稼働開始時においてユーザー部門およびシステム管理部門の業務負荷を大幅に低減することができました。また「テックタッチ」は、導入対象システム単体では解決困難な課題に対してもソリューションを提供することができ、「Coupa」の有効活用において欠かせない役割を果たしています。今後は、「テックタッチ」のさらなる活用を通じて、調達コストの低減および調達業務の効率化を図っていきたいと考えております。
■塩野義製薬について
SHIONOGIグループは、1878年に誕生した薬種問屋「塩野義三郎商店」から始まり、中でも塩野義製薬は創薬型製薬企業として蓄積された強みを軸に、革新的な製品・サービスの創出およびその価値提供を多様なパートナーとの連携を通じて実現しています。社会課題および医療ニーズに応える価値の提供により、社会から必要とされる企業として成長を続け、その成果をすべてのステークホルダーと共有することで、企業価値の最大化を目指しています。
塩野義製薬:https://www.shionogi.com/jp/ja/company.html
職員主導で進める持続可能な自治体DXに全国で先駆けて着手
デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)国内シェアNo.1の「テックタッチ」を開発・提供するテックタッチ株式会社は、静岡県磐田市(市長:草地 博昭、人口16.7万人)が導入したジャパンシステム株式会社の財務会計システム「FAST財務会計」に「テックタッチ」が採用されたことをお知らせします。
なお、総合行政ネットワーク「LGWAN」環境でのDAP採用としては国内初の事例であり、今回の導入により年間120,000件の伝票起票業務の効率化を目指します。
■導入の背景
静岡県西部に位置する磐田市は、工業と農業が盛んで、温暖な気候と豊かな自然環境を活かした地域発展を目指しています。また、サッカーJリーグの名門、ジュビロ磐田のホームタウンとしても知られ、スポーツを通じた地域活性化にも力を入れています。
磐田市は現行の財務会計システムの保守サポート期間終了を機に、業務効率化と行政サービスの質向上を目指し、新たな財務会計システムの導入を決定しました。プロポーザル方式での調達を通じて、270団体以上の自治体導入実績を有する「FAST財務会計」が選ばれ、磐田市独自のカスタマイズを極力排除する方針でシステム導入を実施しました。この導入により、財務事務の効率化、電子決裁活用による決裁事務の迅速化及びペーパーレス化を目指しています。
■導入の決め手
磐田市は、2025年4月の「FAST財務会計」運用開始に向けて、円滑なシステム導入と導入における管理部門・現場負担の軽減、効果的な利活用の促進のため、LGWAN接続で利用できる当社のデジタルガイド(※)サービス「テックタッチ」の採用を決定しました。
「テックタッチ」の採用にあたっては、下記の3点が決め手となりました。
※デジタルガイド:サイトやシステムそのものに手を入れることなく、Webサイトやシステムの良さを最大限に引き出すことができるソリューションで、DAPの公共団体向けの呼称。操作画面上に使い方を表示することや、操作方法をステップバイステップで案内することができる。
■磐田市 会計課 審査グループ 伊藤 志帆 氏 コメント
新システム導入時には、職員が操作に慣れるまで時間がかかり、問い合わせが多発することが予想されます。そこで、効率的に移行をサポートするため、新たにテックタッチの導入を決定しました。
テックタッチの最大の特徴は、職員自身が簡単にツールチップを作成できる点です。この機能により、システム内の不明点をリアルタイムに解消しやすくなります。特に繁忙期においては、研修や問い合わせ対応の手間を大幅に削減することで、職員の負担を軽減し業務効率化につながることを期待しています。
テックタッチを活用することで、単なるサポートツールとしてだけでなく、職員自らが活用することで問題解決力を高めることができ、スムーズなシステム移行の実現に大いに役立つと確信しています。
磐田市長 草地 博昭 氏(左)、伊藤 志帆 氏(右)
■LGWAN環境でのDAP初採用について
LGWANは、自治体が利用する閉域ネットワークです。この特殊な環境下でも、Webシステムにガイドやデザインパーツを簡単に追加できるDAPを提供するテックタッチは、国内で唯一のソリューション提供者です。DAPは財務会計システムを含む庁内事務システムの利便性を大幅に向上させることができます。
導入前の課題
TDK株式会社は磁性技術で世界をリードする、総合電子部品メーカーです。
アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、自動車、産業電子機器、コンシューマー製品、そして情報通信機器など幅広い分野においてビジネスを展開しています。TDKは世界30 以上の国や地域に250か所以上の拠点を展開し、従業員総数は10万超、海外売上比率が90%を超えるグローバル企業です。
TDK株式会社 経理・財務本部 日本統括部 課長 相馬様、渋谷様、林様、濱名様、石田様、杉本様(写真右列の右手前より)
「SAP Concur」は、間接業務である経費精算の作業時間削減と、業務効率化を目的に導入したシステムです。
私たちは、申請の差戻し率を作業効率化の指標としています。これまでも作業効率化の取り組みを進めていたものの、ユーザーが自ら行動して、確認や問い合わせをしなければならないマニュアルやヘルプデスクの対応では、差戻し率削減に直接的な効果が出ないという課題がありました。また、ヘルプデスクや経理部門へ、システム操作に迷ったユーザーからの問い合わせが頻発する状態にも問題を感じていました。
この課題を解決するために、DAP(デジタルアダプションプラットフォーム)の活用を考えたとき、いくつかの製品を検討しました。結果的にただのツールとしてDAPを利用するのでは効果の最大化が難しいことを考慮し、課題整理から課題解決のための提案まで伴走する支援に惹かれ、「テックタッチ」を採用しました。
活用方法と効果
「テックタッチ」の効果を測定する指標として、差戻し率を重要な評価項目としていました。「SAP Concur」に「テックタッチ」を導入してから2か月の時点で、2.9%ほど差戻し率が下がっています。今後も活用実態のデータを収集し、テックタッチ社のカスタマーサクセスの担当者と一緒に、操作ガイドのブラッシュアップを続け、差戻し率削減のための取り組みを推進していきます。
誤申請が発生しやすい申請箇所に操作ガイドを表示
「SAP Concur」利用時に「テックタッチ」を利用している従業員にアンケートをとったところ、84%が「役に立った」と効果を実感していることが分かりました。
「図がかわいいので、ちょっと触ってみようかなという気持ちになりやすくて良いと思う」「ガイド助かります。間違いを減らせるよう拡充お願いします。」といった声が数多く寄せられており、当初想定していた以上に、ポジティブに受け入れられていることを実感しています。
絵文字を用い従業員が親しみやすい操作ガイドを作成
今後の展望
「SAP Concur」の利便性向上のために「テックタッチ」で対応できることはまだたくさんあります。
今後は、新入社員向けのシステム研修でもより活用する予定で、さらには社内でもっと「テックタッチ」の便利さを広め、「SAP Concur」利用時のスタンダードとなるように社内への周知・啓蒙活動も進めていく予定です。
※:記載された会社名および製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。
導入前の課題
コスモエネルギーグループは、総合エネルギー企業として事業を展開しており、石油調達や石油製品の生成のほか、石油化学事業や再生可能エネルギー事業を展開しています。
コスモエネルギーホールディングス株式会社 皆見様(右)、保永様(左)
その結果、人材育成領域ではタレントマネジメントシステムとして「タレントパレット※」を導入し、従業員のデータを集約しています。
しかし、従業員からシステムの操作性やアクセス性、データ入力の負担や煩雑な業務プロセスへの課題の声があげられ、また人事部門の施策意図が従業員に届ききらないことにも課題を抱え、システム画面上に直接案内を表示できる「テックタッチ」で解決ができると考え、導入を決定しました。
活用方法と効果
まず、人事部門から従業員への施策意図やアクションが伝えきれない課題には、年間の人事イベントを期初、期中、期末ごとに整理の上、役職階層ごとに必要なアクション・情報などを「テックタッチ」を活用して届けることを決めました。
また、従業員から挙げられていたシステムの操作性やアクセス性の課題も解消しています。従業員が迷わずに目的としているページや情報にアクセスできるように、UIを最適化したり、「テックタッチ」の自動処理により必要なページに案内することで解決しました。
「テックタッチ」により、年間の人事イベントやそのタイミングを、役職ごとにひと目でわかるように表示
「テックタッチ」により、人事データの見方を解説
また、カスタマーサクセス担当者(以降、CSM)によるサポートも評価しています。
たとえば、導入している人事システムはSaaSのため、バージョンアップが随時行われます。SaaSの利点である一方、操作ガイドの再実装などに困ることもありますが、CSMの方は懇切丁寧にご提案、サポートしてくれるため安心しています。
今後の展望
今後は、社員のキャリア自律を促進するための環境整備をさらに進めていきます。
特に、「タレントパレット」のデータを活用した人材ポートフォリオの充実や、個々のスキル可視化の強化、加えて、「テックタッチ」を活用した情報提供の最適化を進め、社員一人ひとりが自身のキャリアを主体的に考え、成長できる環境を構築していきます。
人事部では施策のスピードにこだわっています。「テックタッチ」はアジャイルな実装が可能なので、今後もより効果的な人材戦略をスピード感を持って推進していきます。
※:記載された会社名および製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。