職員主導で進める持続可能な自治体DXに全国で先駆けて着手

デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)国内シェアNo.1の「テックタッチ」を開発・提供するテックタッチ株式会社は、静岡県磐田市(市長:草地 博昭、人口16.7万人)が導入したジャパンシステム株式会社の財務会計システム「FAST財務会計」に「テックタッチ」が採用されたことをお知らせします。
なお、総合行政ネットワーク「LGWAN」環境でのDAP採用としては国内初の事例であり、今回の導入により年間120,000件の伝票起票業務の効率化を目指します。

■導入の背景
静岡県西部に位置する磐田市は、工業と農業が盛んで、温暖な気候と豊かな自然環境を活かした地域発展を目指しています。また、サッカーJリーグの名門、ジュビロ磐田のホームタウンとしても知られ、スポーツを通じた地域活性化にも力を入れています。
磐田市は現行の財務会計システムの保守サポート期間終了を機に、業務効率化と行政サービスの質向上を目指し、新たな財務会計システムの導入を決定しました。プロポーザル方式での調達を通じて、270団体以上の自治体導入実績を有する「FAST財務会計」が選ばれ、磐田市独自のカスタマイズを極力排除する方針でシステム導入を実施しました。この導入により、財務事務の効率化、電子決裁活用による決裁事務の迅速化及びペーパーレス化を目指しています。

■導入の決め手
磐田市は、2025年4月の「FAST財務会計」運用開始に向けて、円滑なシステム導入と導入における管理部門・現場負担の軽減、効果的な利活用の促進のため、LGWAN接続で利用できる当社のデジタルガイド(※)サービス「テックタッチ」の採用を決定しました。

「テックタッチ」の採用にあたっては、下記の3点が決め手となりました。

  1. デジタルガイドによる効率的な操作支援:職員はデジタルガイドを通じて、操作に迷うことなく「FAST財務会計」を正確に活用できます。これにより、操作の不明点や誤入力が減少します。
  2. 問い合わせ・差し戻しの低減:職員が正確に入力できることで、会計課への問い合わせや差し戻しが減少し、業務の効率化が図られます。
  3. ノーコードで柔軟なカスタマイズ:会計課の職員自身がプログラミング知識なしで実装できます。これにより、「FAST財務会計」の標準機能を維持しつつ、磐田市独自の運用ルールや注意喚起を迅速に画面上に反映できます。

※デジタルガイド:サイトやシステムそのものに手を入れることなく、Webサイトやシステムの良さを最大限に引き出すことができるソリューションで、DAPの公共団体向けの呼称。操作画面上に使い方を表示することや、操作方法をステップバイステップで案内することができる。

■磐田市 会計課 審査グループ 伊藤 志帆 氏 コメント
新システム導入時には、職員が操作に慣れるまで時間がかかり、問い合わせが多発することが予想されます。そこで、効率的に移行をサポートするため、新たにテックタッチの導入を決定しました。
テックタッチの最大の特徴は、職員自身が簡単にツールチップを作成できる点です。この機能により、システム内の不明点をリアルタイムに解消しやすくなります。特に繁忙期においては、研修や問い合わせ対応の手間を大幅に削減することで、職員の負担を軽減し業務効率化につながることを期待しています。
テックタッチを活用することで、単なるサポートツールとしてだけでなく、職員自らが活用することで問題解決力を高めることができ、スムーズなシステム移行の実現に大いに役立つと確信しています。

 

磐田市長 草地 博昭 氏(左)、伊藤 志帆 氏(右)

■LGWAN環境でのDAP初採用について
LGWANは、自治体が利用する閉域ネットワークです。この特殊な環境下でも、Webシステムにガイドやデザインパーツを簡単に追加できるDAPを提供するテックタッチは、国内で唯一のソリューション提供者です。DAPは財務会計システムを含む庁内事務システムの利便性を大幅に向上させることができます。

 

トライアルユーザーの契約率向上を目指す

デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)国内シェアNo.1の「テックタッチ」を開発・提供するテックタッチ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 CEO:井無田仲、以下 当社)は、鉄道情報システム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表者:本多 博隆、以下JRシステム)が提供する、シフト管理システム「勤務シフト作成お助けマンTime」に「テックタッチ」が採用されたことをお知らせします

■導入の背景
JRシステムが提供する「勤務シフト作成お助けマンTime」は、最適化AIを活用したシフト表の自動作成・管理が可能なクラウドサービスです。導入前のトライアル中の離脱を防ぎ、初期設定をマニュアル通りに行えないユーザーをいかに減らすかという課題がありました。そこで、トライアルを確実に進められる初期設定ガイドを作成するため、「テックタッチ」が採用されました。当社が提供する「テックタッチ」は、Webシステム画面上でナビゲーションを作成・表示できるツールです。画面上部に初期設定ガイドをまとめたポータルを設置したことにより、初めての方でも迷わず「勤務シフト作成お助けマンTime」を試せるようになった他、便利な使い方や有用な機能を直接ユーザーに案内することも可能になりました。

画面上部の「初期設定ガイド」で設定方法を丁寧にガイド

ガイドに表示される完成イメージを念頭に入力を進められます

入力方法をきめ細かくガイドで補足し、ユーザーをサポート

■導入の決め手
初期設定ガイドの制作過程のなかで、トライアル中の離脱に起因する契約率をいかに高めるかという課題が明確になり、「テックタッチ」を活用して入力導線を設けることでシフトの自動作成への到達率向上が期待できることや、きめ細やかなヒアリング体制と納得のいく提案がもらえたこと等が評価され導入に至りました。

■鉄道情報システム株式会社 営業推進本部 第二営業企画部 営業開発課 副主任 山川 真利佳 氏からのコメント
具体的な課題の特定から、課題に対しての実装案など、なにからなにまで相談に乗っていただきました。導入プロジェクトも週次で定例を実施しながら進められたので、とても安心できました。
トライアル開始後、なにもせずにトライアル期間が終了するユーザーが存在したのですが、「テックタッチ」を実装することで、特定の設定まではやってくれる方が増えてきた印象です。引き続きデータを分析しつつ、シフトの自動作成を体験してもらえるよう改善していきたいと思います。
また、コミュニティに力を入れている点も素晴らしく、「テックタッチ」ユーザー会では、たくさんのユーザーが集まり、先進的な取り組みをしているユーザーさんの登壇があったり、様々な方と情報交換ができたり、とても勉強になりました。また次の開催も楽しみにしております。

■シフト管理システム「勤務シフト作成お助けマンTime」について
「勤務シフト作成お助けマンTime」は、JRシステムが提供する、シフト表の自動作成・管理ができるクラウドサービスです。最適化AIによりスタッフの希望や勤務条件を反映したシフト表を自動で作成することができ、法令遵守や働きやすさを考慮したシフト表を、誰でも簡単に作成することができます。
勤務シフト作成お助けマンTime:https://www.otasukeman.jp

デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)国内シェアNo.1の「テックタッチ」を開発・提供するテックタッチ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 CEO:井無田 仲、以下 当社)は、株式会社ネットアーツ(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:齋藤 秀一、以下 ネットアーツ)が提供する、全国7,000件導入の成長療育支援システム「HUG」に「テックタッチ」が採用されたことをお知らせします。

■導入の背景
「HUG」は、児童発達支援、放課後等デイサービス、保育所等訪問支援などの障がい児通所支援の施設運営に特化したクラウドサービスです。個別支援計画や送迎表、連絡帳の作成や加算・減算チェック、請求まで、全ての業務をサポートします。

2024年4月の法改正を機に急増した利用施設からの問い合わせに電話で対応していましたが、解決に時間がかかり、大きな課題となっていました。今後さらなるユーザーの増加と3年ごとの法改正を見据えて、ユーザーの自己解決率と定着率の向上を模索していました。システム担当者が開発に集中できる環境整備とカスタマーサクセス担当者による問題解決を効果的に遂行できるソリューションとして、「テックタッチ」の採用に至りました。

当社が提供する「テックタッチ」は、Webシステム画面上で簡単に作成できるナビゲーションを表示することで、「HUG」が持つ多様な機能を初めてのユーザーでも「ミスなく、分かりやすく」利用できるようになります。

特にわかりづらい操作は、TOPページに操作説明のリンク集を設置

入力に迷う箇所には、特に丁寧に手順を案内

マニュアルに替わる画像付きの操作案内を画面内にタイムリーに表示

■導入の決め手
放課後等デイサービス等の障がい児通所支援事業所では、個別支援計画書や請求書類など、自治体への申請・提出書類が多く、職員はその作成に多くの時間と労力を費やしています。しかし、従来のような膨大なマニュアルや動画を見ても疑問をユーザーが自身で解決できないことで問い合わせが増加し、業務効率が低下していました。

「テックタッチ」の導入により、画面ごとに最適な操作ガイドを表示でき、ユーザーが自己解決できるようになったことで、施設職員は本来の業務である子どもたちへの療育に集中できるようになりました。また、ネットアーツのサポート担当の対応時間も大幅に短縮されました。業界特有の定期的な法改正によるメンテナンスも、即座に画面に反映できることが期待されています。

株式会社ネットアーツ 取締役 統括マネージャー 山北崇由氏からのコメント
「テックタッチ」を導入したことで、お客様に対するシステム活用の利便性が大きく向上しました。
特に導入サポートが非常に手厚く、効果的なガイド作成をサポートしていただいた点が印象的です。また、テクニカルな部分での細やかなサポートや動作確認を通じて、当社の環境に最適化されたガイドを作成できるよう、伴走支援をしていただきました。

さらに、PDCAサイクルを回せるよう、効果検証や改善に関する具体的なアドバイスをいただいたことで、導入後も継続的にガイドの品質を高めることができています。
その結果、ガイドに関する問い合わせ数が減少し、ユーザーの自己解決率が向上するなど、目に見える成果を実感しています。

■成長療育支援システム「HUG」について
ネットアーツが開発・販売する「HUG」は放課後等デイサービスや児童発達支援にかかわるすべての業務を一元管理できるSaaS(クラウド)型の運営支援システムです。事業所が保護者と療育の記録や連絡事項を共有できるだけでなく、利用予約から実績登録、そして請求までの一連のワークフローの電子化により業務効率を改善することで、より質の高い療育の提供や、運営基準の順守を実現できます。全国7,000施設で導入。
「HUG」:https://www.hug-srss.com/

 

導入前の課題

機能拡充によるユーザーの学習コスト増加と、リソース不足による開発要望への対応に苦戦

ウイングアーク1st株式会社は、ソフトウェアとサービスを通じて、企業のデータ活用を支援しています。当社は20年以上にわたり累積で約35,000社以上(2024年2月末現在)に導入され、市場シェアNo.1(※)の帳票基盤ソリューション「SVF」をはじめとする、企業の基幹業務を支える帳票・文書管理ソリューションと、データにより新たな価値をもたらすデータエンパワーメントソリューションを提供しています。

※ 出典:デロイトトーマツ ミック経済研究所株式会社発刊 ミックITリポート2023年11月号「帳票設計・運用製品の市場動向 2023年度版」図表2-3-1 【運用】製品/サービスのベンダー別売上・シェア推移 2022年度実績
※ クラウド版とパッケージ版の累積社数(2024年2月末)

ウイングアーク1st株式会社 Business Document事業部 プロダクトライティングG グループマネージャー 嶋村智行さま

競争が激しいSaaS業界において、機能面でリードし続けることはビジネス上とても重要です。そのため当社は常に迅速な機能拡充に努めてきました、この戦略により新規ユーザーのシステム操作に関する学習コストの増加という新たな課題も発生していました。ユーザーや自社のセールス担当者からは、機能を限定し学習コストを抑えたトライアルモードの導入など開発要望が上がっていたものの、主要機能の開発にリソースを集中させるため、これらの要望の優先順位が上がりにくい状況にありました。また、操作方法に関するマニュアルも豊富に用意していましたが、クラウド版提供後はより多くのユーザーに利用頂くようになったと共に想定ユーザー層も大きく広がり、思ったようにユーザーに読んでもらえず、解決方法を模索していました。

そんな中、2019年頃に事業部の体制が変更になり、事業部的にUI改善に注力する方針が示されました。マニュアル作成担当部署施策検討していた際に、「テックタッチ」に出会いました。実際に製品を触ってみたところ非常に使い勝手がよく、導入する運びとなりましたが、既存システムにスニペットを埋め込むという開発に、当初は開発チーム側の戸惑いもありました。

活用方法と効果

「テックタッチ」により、ユーザーのシステム理解促進と開発効率の改善を同時に実現

「テックタッチ」の導入により、UI(ユーザーインターフェース)で説明しきれない部分を操作ガイドでリアルタイムに補完し、ユーザーが使うその場で、機能についての補足情報を提供できるようになりました。ガイドの作成はマニュアルチームが主導していたため、開発チームは機能開発に集中しながらも、マニュアルチームとより密接に連携してUIの補助を行う体制ができています。また、マニュアルチームでは「テックタッチを使うことで、画面UI、テックタッチ、マニュアルにおいて、それぞれ「何を」「どこまで」の情報を提供すべきであるか、うまく整理が付けられるようになりました。それによって、開発されるUIについても開発と一体感を持って提供できるような場面が増えています。

 

ユースケース:ユーザーが困ることが多い設定を説明するガイドをポップアップに集約

さらに、開発チームの考え方にも変化がありました。新しく主要機能を開発する際、リテラシーや習熟度の違う様々なユーザー層に対して、1つの画面だけで機能を理解できるUIを設計することは非常に難しく、開発スピードを落とす要因にもなります。しかし、「テックタッチ」があることで、様々なユーザー層に対し後からフォローできる前提で機能開発を進めることができるため、開発チームにとって「テックタッチ」の存在が安心材料となりました。

 

ガイドを再生すると、システム上で案内が表示される。この案内に従って操作を行うことで、ユーザーは操作に迷わなくなる

加えて、「テックタッチ」用にUIの識別子をルール化することで、よりプロダクトとテックタッチが密接に連携できるようにしています。いまでも開発チームとマニュアルチームは会社のチャットシステム内に専用のルームを設けて「テックタッチ」について話し合いながら、ユーザビリティの改善に継続して取り組んでいます。こうした取り組みにより、ユーザーのシステム理解促進と開発効率の改善はもちろん、UI改善への意識向上・協力体制の強化に向けて着実に歩を進めています。

 

未設定項目を発見するタスクをガイドで案内し、ユーザーの設定のヌケモレを防止 

今後の展望

UI改善へ向けた部門間連携を強化し、さらなるユーザー満足度向上を追求

「テックタッチ」の導入により、開発チームからマニュアルチームにUIの相談が来るようになるなど、部門間連携の動きも高まっています。今後は、こうした連携をより活発にし、サービス改善・ユーザー満足度向上を促進すべく、社内での「テックタッチ」活用の理解浸透に努めていきます。

(本記事は2024年12月に行われた取材の内容をもとに作成したものです。)

73%のユーザーがシステム操作性改善を評価

デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)国内シェアNo.1の「テックタッチ」を開発・提供するテックタッチ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 CEO:井無田 仲、以下 当社)は、オリックス生命保険株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:片岡 一則、以下 オリックス生命)のワークフローシステム「intra-mart」をはじめ複数の社内システムに、「テックタッチ」が採用されたことをお知らせいたします。


■導入の背景
オリックス生命は2014年頃からIT投資を拡大し、業務プロセスの効率化と顧客体験の向上を進めています。SaaSも含めて新技術やソリューションを積極的に進めており、システムの早期定着と高度活用を実現するために、ナビゲーションの作成やメンテナンスが容易であることが評価され、複数のシステムへのDAP「テックタッチ」の採用にいたりました。今回採用されたワークフローシステム「intra-mart」は、決裁申請をはじめとした各種申請業務に、「支払管理システム」は、各種取引先への支払い時に高頻度で利用されており、システム定着により業務効率化の高い効果が見込まれるシステムに先行して導入されました。

■活用効果
入力に迷いやすい承認者設定ルールや入力規則などを「intra-mart」の画面上で案内し、入力者自身で課題解決できることで、差し戻し数の削減に貢献しています。また、「テックタッチ」活用に関して社内ユーザーを対象として実施したアンケート結果では、他システムにおいても、「マニュアルや説明会がなくても、ガイドを見ながら問題なくシステムが操作できた」と73%のユーザーが回答するなど、高い評価を得ています。

■今後の予定
オリックス生命では、既存のマニュアル運用ではなく、DAPを用いることでシステムの早期定着・高度活用を実現する方針です。新システムの導入時には常に「テックタッチ」をセットで採用し、購買管理システムのほか、全社員が利用する経費精算システムなどにも今後実装予定です。

■オリックス生命保険株式会社 IT本部 ITプロダクトマネジメント部 勝 竜弘様のコメント
DAPサービスの存在を知ったのは2022年4月頃で、最初にデモを見た瞬間に、真っ先に「intra-mart」への適用シーンが思い浮かびました。「操作方法や入力に関する利用者からの問合せのほか、入力不備による差戻しの発生数を削減し、業務生産性を向上させたい。」という課題を操作マニュアルやシステム改修に頼ることなく解決する、有効なソリューションであると感じたからです。
当社では2023年にSaaS型の支払管理システムへ初めて適用した後、私自身のこだわりもあり、翌2024年にオンプレミスの「intra-mart」への適用を開始しました。
従来のオンプレミス型システムの場合、画面の使い勝手を改善するためにコストと時間をかけてシステムを改修してきましたが、「テックタッチ」という選択肢が加わったことで、改修ではなく、ガイド適用での解決策を真っ先に考えるようになったのが大きな変化です。
改修ができないSaaSにおいては、その効果は言うまでもありません。
当社におけるガイド作成/変更は業務部門・IT部門の社員のみで行っており、事前のトレーニングは必要であるものの、ユーザー企業主導で使いこなせるサービスと評価しています。
当社における今後の展望としては、「テックタッチ」の社内認知度を高め、適用システムを増やしていきたいと考えており、実際に2システムへの適用を検討しています。

■オリックス生命保険株式会社について
オリックス生命は、「シンプルでわかりやすい」「お客さまのニーズに沿った合理的な保障をご提供すること」をコンセプトに商品開発を行い、個人・法人のお客さまや保険のプロから高い評価をいただく生命保険会社です。高い商品力とコンサルティング力、そしてオムニチャネル体制を活かし、これからもお客さまの多様なニーズに対応しています。
オリックス生命: https://www.orixlife.co.jp/

導入前の課題

疑問の即時解消で、システムの利用拡大と問い合わせ数削減を実現したい

大日本印刷株式会社(以下、DNP)は、教員の採点業務の負荷を下げ、テストの採点データを活用することにより指導の質の向上や個に応じた指導を支援する「DNP学びのプラットフォーム リアテンダント®︎を開発・提供しています。DXや働き方改革に伴うニーズの増大から近年多くの学校で導入が進み、現在では全国3,100校に導入されています(2023年06月現在)。

 

大日本印刷株式会社 西様・岩波様・高橋様

「テックタッチ」導入以前、基本的な操作でつまずいてしまうユーザーからの問い合わせが多いことが課題でした。「リアテンダント」は定期テストが実施される特定の時期に利用されることが多いため、ユーザーである先生が操作方法を忘れてしまうことがあります。また、初めて操作する際に一部の操作に慣れるまで時間がかかる場合もあり、初めて使う際に利用への心理的ハードルが高いと感じる一部の先生もいらっしゃいました。
こうした課題を解決するためにシステム上にマニュアルを搭載したり説明会を行うものの、テスト期間には基本的な操作方法を含む問い合わせが集中し、コールセンターの負担も増大していました。

そこで先生方がシステム使用時の迷いや不明点をその場で自己解決できるソリューションを模索していました。

そんなとき、DNP社内のIT部門の者に、社内の業務システムの活用ツールとして使われていた「テックタッチ」を紹介されました。チャットボットなどのツールを検討しましたが、社内で既に「テックタッチ」の導入実績があったこと、1ヶ月の試用で、ガイドなどを直感的に作成できることがわかり、「リアテンダント」との相性が抜群であることを確認できたため、すぐに導入を決めました。
(※テックタッチの導入は、リアテンダント(クラウド版)のみ)

活用方法と効果

ユーザー視点で作成した効果的なガイドの設置で、ある月は問い合わせ数が想定より50%減少

「テックタッチ」ではガイド実装のデモを作成後すぐに見ることができたため、直観的にガイドを整え、素早い実装を実現できるという点に非常に助けられました。

まずは、コールセンターに寄せられていた問い合わせから、減らしたい問い合わせ内容をピックアップし、それらに対するツールチップやガイドを実装していきました。

 

検索しても出て来ない場合の対処方法をツールチップで表示

「テックタッチ」の満足度は100点

当初、DNP社内でガイド作成を行っていましたが、運用開始数ヶ月後に、活用状況やユーザーのつまずきポイントに関するデータをもとに、テックタッチ社のカスタマーサクセス(CS)の方とともにテコ入れを行いました。ツールチップの文言から表示位置、大きさに至るまで細かくアドバイスをいただきチューニングしたことで、著しい効果が出始めました。昨年11月には、主要な6画面によくあるお問い合わせをガイドで挿入し、繁忙期の想定問い合わせ数を50%削減することができました。この時期に、「テックタッチ」活用の成功パターンを確立できたと感じています。


ユーザーである先生方からも、「疑問点の自己解決ができるようになった」、「『テックタッチ』のおかげで使いやすくなった」、「先生から使い方を聞かれた時も『ここを見ればガイドが使える」などのコミュニケーションが職員室内でできるようになった」など、より「リアテンダント」の活用が進んだというお声を多く頂いています。

最近では、学校での対面サポート等の情報から、ユーザーがつまずきそうな箇所を事前に予測し、そこに「テックタッチ」のツールチップやガイドを装備することで、ユーザーの利便性が向上しています。

 

各ページによくあるお問い合わせに対する回答を設置

 

効率的な操作方法をガイドでご紹介

最近、導入校の先生から「異動先の学校が『リアテンダント』を導入していないため、困っている。ぜひ導入を進めてほしい」というお言葉をいただいたんです。役に立っているんだととても嬉しく思いました。

今後の展望

システムのより発展的な利用を促し、教育現場の必須ツールへ

「テックタッチ」の画面上でのサポートによって、使い方や操作の迷いに関して、対面でサポートする社員が行っていた細やかな支援が実現できるようになりました。

今後は、マニュアルを読まなくても操作できるように「テックタッチ」の画面上のサポートを充実させ、さらに「リアテンダント」をより効率的に使う方法や蓄積されたデータを利活用する方法を先生方に伝えるためにも「テックタッチ」を活用していきたいと考えています。「リアテンダント」の利活用が、先生方の働き方改革をさらに推進し、質の高い教育を行うための強力な味方として頼ってもらえるようなツールになっていってほしいと思います。

「テックタッチ」https://techtouch.jp/を開発・提供するテックタッチ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 CEO:井無田仲、以下 当社)は、コスモ石油株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 社長執行役員 鈴木 康公)が導入している調達・購買管理システム「SAP Ariba」に、システム利活用サービス「テックタッチ」が採用されたことをお知らせいたします。

■「テックタッチ」導入の背景
 CSR調達/持続可能な調達を進めるために、購買戦略企画・立案対応、業績管理、および業務・システムに課題があり、購買部門が目指す姿を実現するための仕組みを構築する必要がありました。市況、将来ビジョンを見据えた新しい購買戦略を立案し、業績管理、業務・システムを永続的に実現可能とする仕組みを構築するため     に「SAP Ariba」を導入しました。

<「SAP Ariba」導入のねらい>
1:業界の特性、市況に応じた購買戦略の実現(柔軟に適正価格/安定的な購買に必要な仕組みを適用可能)
2:購買パフォーマンス、ベンダー評価を永続的に実現可能な仕組みの確立(CSR購買の実現含む)
3:3者間(要請部署・購買部門・取引先)での効率的かつ、データを最大活用可能な業務フロー・システムの実現(申請ミス発生によるリスクの低減)

<「SAP Ariba」導入後、直面していたシステム課題>
1:入力項目が多く、購買部門や要請部署(コンビナートや工場、SS(サービスステーション))従業員における作業負荷が高い。
2:要請部署において、担当が申請に慣れていない、または処理頻度が少ない作業において、入力に長い時間を要するなど、作業効率が悪い。
3:購買部門に対する要請部署/取引先からの操作方法や、入力内容に関する問合せが多く、購買部署が対応に多くの時間を要する。
4:購買部門/要請部署での入力間違いによる、作業やり直し等の発生による業務負荷が高い。

■「テックタッチ」活用により期待する効果
システム導入後に各所で生じていた入力ミスや業務効率の悪化を改善し、本来実現すべき購買戦略の実現や持続可能な仕組みを確立するため、テックタッチ導入に至りました。

・入力が必要な箇所への誘導を「テックタッチ」で行うことによる、上記1〜2の解決および業務の迅速化。
・マニュアル保管場所や、購買業務フローを「テックタッチ」によって明示することで、3を解決。購買担当者のコア業務注力を促し、適正購買を推進。
システム活用時の体験改善による、EX(エンプロイー・エクスペリエンス)の向上。
・問合せをせずとも従業員が適切な申請を進行できる環境を整えることで、差し戻しを減らし、4の負荷を軽減。

■コスモ石油株式会社 購買部のコメント
ユーザーアンケートの結果、約4割程度(アンケート結果平均)の業務負荷が低減され、購買部門への問合せも軽減しました。購買部門/ユーザーの負担軽減と効率化につながっています。導入効果の確認と検証は引き続き行っていきます。

■コスモエネルギーグループについて
コスモエネルギーグループは、日々の生活に欠かせないエネルギーを、安全・安定的に供給し続ける公共的な使命を担う企業として、グループの主力事業である石油事業、石油化学事業に加え、長期的な環境変化を見据え再生可能エネルギー事業を展開しています。グループ理念に「地球と人間と社会の調和と共生」を掲げ、第7次連結中期経営計画『Oil & New~Next Stage~』のもと、自社の強みを生かし、SS(サービスステーション)ネットワークを活用した次世代モビリティ社会に向けた取り組みや、環境にやさしい電力の販売、風力発電事業を中心としたクリーンエネルギーの拡大等を進めています。これらの取り組みを通じて、2050年度のカーボンネットゼロを実現するとともに、社会課題の解決と持続可能な社会の実現を目指します。

導入前の課題

「圧倒的なスピード対応」と「変化に対する柔軟な対応」を低コストで実現したい

オープンハウス・アーキテクトは、東証プライム上場のオープンハウスグループに所属する総合建設会社で、仕入・製造・販売一体のビジネスモデルを可能とする、中核企業の一つです。グループ企業間の連携により、圧倒的なスケールメリットとコストパフォーマンスを実現しています。グループの中でも独自のIT展開を行っており、私たちが所属するDX推進部は「経営・事業・業務の様々な課題に対して、ITの観点で施策を立案・遂行する」「各部でITを有効活用するためのサポートを行う」といった役割を担っています。

株式会社オープンハウス・アーキテクト 栁瀨様、杉山様

「テックタッチ」を導入したのは、工事物件の管理全般を行う社内基幹システムなどです。前提として、システムリリースはスタートラインであり、システムが現場に定着し、なおかつ効果を発揮して初めて成果となると考えています。また、システムを現場に定着させるうえで、メールでの周知が読み飛ばされてしまったり、導入前には認識のなかった重要な要件が後から出てくるといった悩みがあり、それらを前提とした対策を講じることが必要でした。
そこで、システム画面上で説明・周知するなどの対策を講じてきましたが、社内ルールなどの変更が多く、周知・浸透させるのが大変と感じていましたし、システム上で周知するための画面修正に開発コストがかかることも課題でした。

「テックタッチ」は上長から紹介されて知りました。「テックタッチ」のナビゲーションにより、システムの画面上でユーザーへの説明・周知が簡単にできることがわかり、「これだ!」と思いました。
ナビゲーションをシステム改修なしで作成できるため、課題が出てきた後で迅速に対応できます。それによってシステム利用のルール変更や不具合などに柔軟に対応できること、またそれらの武器を低コストで得られることが「テックタッチ」導入の決め手となりました。
また、非エンジニアでも簡単にナビゲーションを作成することができる点も魅力的でした。もしユーザーにどのようにして見せるのがよいか迷った際は、専任のカスタマーサクセス担当者によるサポートがあることも安心材料でした。

活用方法と効果

システム改修にかかるコストを削減し、価値のある開発に注力できるように

システム上での工程実績の入力ルールを変更する際、ただ変更しただけでは、その周知がユーザーに行き届かずに問い合わせが多く寄せられることが想定されました。そこで、ルールの変更内容をナビゲーションで表示したところ、月100件程度の問合せを未然に防ぐことができました

実装イメージ①

また、契約予定金額を入力せずに誤って契約実績金額を入力してしまうケースが発生していたのですが、その際は予定と実績の差分が一目でわかるようにツールチップを設置し、該当箇所の入力率が10%程度からほぼ100%へと大幅に改善されました。

実装イメージ②

その他にも、「テックタッチ」は不具合発生時のトラブル対応の軽減にも役立っています。たとえば、工事発注の承認を申請するボタンをクリックすると不具合が発生していたのですが、そのボタンを押せないようにツールチップを被せて設置することにより、トラブル対応にかかる時間を80%程度削減できたと考えています。
以上のようなシステム改修を「テックタッチ」で対応できたため、新機能や利便性向上に繋がる機能などの価値のある開発に注力することができています。

実装イメージ③

新入社員研修においてはシステムの利用方法が十分に浸透・定着していなかったのですが、「テックタッチ」のナビゲーションがあることで実務中でも見返すことができるようになり、システムへの適応がスムーズになっていると実感しています。

また、社内から発信するお知らせをナビゲーションで自動的に表示することで、メールよりも確実にユーザーが情報を認知できています。さらに、過去に送付したメールに関するリマインド的な役割も担っていると考えています。
こうして社内で「テックタッチ」のナビゲーションが認知されることによって、「この改修は『テックタッチ』で実現できないか」といった声も多く寄せられるようになり、社内ユーザーの満足度向上にも貢献していると考えています。

今後の展望

様々なシステムで「テックタッチ」を活用し、DXを推進していく

建築業界の大きな課題として、働き方改革の推進や人材不足などが顕在化しています。そして、今もなお業務効率化が求められ、それを実現するシステム構築が必要になってきます。DX推進部としては、よりスピード感をもって、ユーザーがシステムを有効活用するための施策を立案・遂行していきます。そのためにも、これからさらに「テックタッチ」の活用を広げていきたいと考えています。

導入前の課題

新しい業務フローが浸透せず、誤入力やシステム利用方法の問い合わせ件数が減らない

アットホーム株式会社は、不動産にまつわる様々なサービスを提供しており、私たち業務設計グループは、加盟店様の入会申し込みのペーパーレス化、電子サインなど、申し込み〜計上〜出庫(アカウント発行)まで一気通貫の「I-denPLUS」というシステムを自社開発し、情報発信や安定運用の実現に向けて活動をしています。

当システム開発以前、申込書は100%手書きでしたが、開発当初にまずは「紙からシステムに転記」する情報登録の一元化を目指し「I-den」を開発。
次のステップとしてお客様がWebサイトから申し込みができる機能を開発し、ニューノーマルに対応した体制を構築・実現はできたものの、同時に運用業務の負荷も顕在化し、それを解決するために、進化版として現在運用中の「I-denPLUS」をリリースしました。

現在、一枚の電子サインで複数サービスの受注登録が完了、システム自動連携することにより最短翌営業日にはサービス利用を開始いただけるようになっています。

「I-denPLUS」は現在全国の営業担当800名が利用するシステムですが、営業担当から「入力方法がわからない」といった問い合わせが多いことが一番の課題でした。
私たち業務設計グループで、よくある質問やナレッジなど掲載をしていましたが、社内に情報が行き届かなかったり、誤入力も多く、後々の修正が必要になるケースも発生していました。

こういった急激なシステムと運用フローの変化に対応をすることは急務で、社内ポータルサイトへの資料展開、QA集約サイトへの掲載、学習用動画なども用意しましたが、なかなか問い合わせが減らずにいたときにたどり着いたのが、「テックタッチ」でした。

元々当社の「ATBB(アットビービー/不動産業務総合支援サイト)」という不動産情報流通プラットフォームで「テックタッチ」を導入しており、すごく便利だな、という印象を持っていました。
ATBBを見ているとユーザーのつまずきやすいところにガイドが入るので、「I-denPLUS」に導入できたら、営業担当も、お客様も、我々バックオフィスも三方良しのツールになるのではないかとイメージできたことが導入の決め手です。

活用方法と効果

「困ったときにすぐ作れる」。システム改修の時間をかけずにスピーディーにユーザーフレンドリーなUIを実現

導入時には、テックタッチ社のカスタマーサクセスの方から手厚くレクチャーもしてもらい、一度「テックタッチ」を触ってガイドを作ってしまえば、「どんどん作れるな」と自信が持てるようになりました。
直感的に、面白く、悩まずにイメージに近いものがどんどん出来上がる体験はとても良いなと思いましたし、作っていくうちに「あれもいいかも、これもいいかも!」とアイディアが出てくるので利用しやすいシステムにしていくことができました。

「テックタッチ」の具体的な使い方としては、「I-denPLUS」を初めて利用する営業担当に操作ヒントとなるガイドを表示したり、事前に伝えたい情報をツールチップで表示することで、営業担当全員がシステム内の業務用語について共通認識を持てるよう活用しています。

また、フローが複雑で迷いやすい特殊な登録には、ガイド機能や分岐機能を活用し間違いのない登録へと導いています。

登録ガイドの一例
それぞれのガイドリンクから適切なガイドを再生

ユーザーが迷いやすい、問い合わせの多いポイントには「?」アイコンを置き、注意点をツールチップでお知らせ。

特に、システム障害発生情報、メンテナンス情報など確実に知らせる必要がある場合、すぐに画面上に表示させることでリアルタイムに正確な情報を届けることができるようになりました。

“メンテナンス中!使用不可” の赤い画像を、メンテナンス中機能のラジオボタンに被せて使用不可の状態に。
画像にカーソルをあてると、吹き出しが表示される。

「テックタッチ」は、色やアイコンを変えたり、ちょっと遊んでみるような感じで、パワーポイントを使える方であれば、すぐに使えるようになるのではないかと思います。
業務設計グループ内でも、RPAを利用して開発を行っていましたが、少し敷居が高くて難しい部分があったかなと感じています。
それに対してノーコードで作ることができる「テックタッチ」は「困ったときにすぐ作れる」メリットがあり、システム改修のように時間もかけずにスピード感を持ってユーザーに届けられる点は、評価が高いです。

実際に「テックタッチ」を「I-denPLUS」に導入してからアンケートを行ったところ、ほとんどの営業担当が利用しており、マニュアルを探したり人に聞いたりすることは7割の方が1〜4割程度削減でき、システム利用のストレスも7割の方が1〜4割削減したと回答しており、ユーザーにとっても非常に使いやすいUIに改善をすることができています。

今後の展開

お客様のために新ツールや新サービスをスピーディーに導入し、更なるDX推進を目指したい

「I-denPLUS」は100%紙から電子に変わるというお客様からしても、営業担当からしても激変するものだったので、問い合わせの数の増加を想定しサポートスタッフを増やすことも考えていました。
ですが、「テックタッチ」を私たちがうまく使いこなすことで、結果的に人数を増やすことなく乗り切ることができました

また、メイン担当の2名が「テックタッチ」を理解して運用・問い合わせ対応をするだけではなく、問い合わせ削減がされた時間を利用し新たなツールを利用し始め、こういったリスキリングを通じ更にDX推進に繋がっていることを実感しています。

当グループの今後のミッションとして、「I-denPLUS」のリリースとしてはまだまだ第一フェーズですので、さらに拡充、バージョンアップに取り組みますし、また、新しいツールを積極的に活用しながら社内開発も含めて仕組みを一元化して、お客様のために新サービスのスピーディーな対応に繋げられたらと思っています。
そして新しいツール・サービスにも、もちろん「テックタッチ」を導入していきたいと考えています。