ノーコードで、CRMシステムのユーザー体験を改善

「テックタッチ」を開発・提供するテックタッチ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 CEO:井無田仲、以下 当社)は、株式会社三菱UFJ銀行(本社:東京都千代田区、取締役頭取執行役員:半沢淳一、以下 三菱UFJ銀行)が営業支援システムとして新規導入を検討しているSalesforce Financial Services Cloudに、システム利活用サービス「テックタッチ」が採用されたことをお知らせいたします。
※Salesforce Financial Services Cloud:セールスフォース・ジャパン社が提供する、顧客・案件に関する情報を一元化して管理し、生産性を向上させる金融機関向けCRM(顧客関係管理)ソリューションのこと。

■株式会社三菱UFJ銀行 法人・ウェルスマネジメント企画部 システム企画グループ次長(2024年3月31日時点) 畠山 豊次様のコメント
弊行では、お客さまに一層寄り添った提案を行うべく、データ活用力の強化を目指し、Salesforce Financial Services Cloudの導入を検討しています。ユーザーが直感的にシステムを利用できる仕組みを迅速に展開・改善させることで、ユーザーの早期定着化を実現するべく、ノーコードの強みを持つ「テックタッチ」の導入を決めました。今後は、操作負荷の省力化等、テックタッチの更なる活用を検討して参ります。

【株式会社三菱UFJ銀行 会社概要】
会社名  :株式会社三菱UFJ銀行
設立   :1919年8月15日
取締役頭取執行役員:半沢 淳一
所在地  :〒100-8388 東京都千代田区丸の内二丁目7番1号
事業内容 :金融業及びその他付帯業務
URL   :https://www.bk.mufg.jp/index.html

 

導入前の課題

「Salesforce」への情報入力精度のばらつきにより、営業活動の可視化ができず、売上目標の管理が難しい状況に。

三生医薬は、健康食品OEM分野のリーディングカンパニーとして製剤・カプセル製品の受諾製造事業を営んでいます。私たちが所属する情報システム部は、経営管理本部に所属しシステム活用の基盤作りをすることがミッションです。
その取組のひとつとして、商談数や提案数など営業活動の管理精度を向上させるために「Salesforce」を導入しました。

「Salesforce」の運用として、営業担当が入力をしやすいよう極力簡単な入力フォームにすることを目標にし、営業部への勉強会も実施。「入力方法がわからない」という問い合わせには、一人ひとりに「何でも聞いてほしい」と手厚いトレーニングも行ってきました。
しかし、元々はエクセル管理で入力情報の粒度や精度は俗人的になっており、「Salesforce」導入後も各個人の認識の基に自己流でデータを入れてしまうため、データ精度が低く、表記揺れなども多くありました。

「いかに精度の高い正しい情報を入力させるのか」、ということを今後のデータ活用の上でも重視しており、改善を考えていたタイミングで「テックタッチ」を知りました。

「テックタッチ」導入の決め手として、抱えていた課題解決のほかにさらに高度なオペレーション構築ができると考えたためです。
当社ではデータ分析をかなり細かく実施しており、分析データを基にネクストアクションに繋げることが大切であると考えています。しかし、どのようにアプローチしていいか悩んでおり、また手作業でデータ分析をしている業務も解決したいと考えていたときに「テックタッチ」に触れたため、「ネクストアクションにつなげるナビゲートが出来ないか?」と考えました。

活用方法と効果

データ入力率が90%。データ精度の向上にも繋がり精微な売上予測が可能に。

「テックタッチ」を導入して最初に着手したことは、表記揺れの改善です。
まずは表記揺れの多い部分をピックアップし、ルールや定義を策定、「テックタッチ」のツールチップを作成するところから始めました。
導入前は実装できるか不安でしたが、実際に「テックタッチ」の作成画面を触ってみると難しい操作は全くなく、簡単に作成ができました。

また、テックタッチ社のカスタマーサクセスの担当者からは、効果的なナビゲーションを作るために様々な角度から課題感に合わせたガイドやツールチップの作成提案を受け、実際のガイド作りに役立てることができています。

「テックタッチ」の具体的な使い方としては、先に挙げたデータ入力の注意点や定義、ルールをツールチップで表示させたり、エクセル管理をしていた部分には、「Salesforce」の画面から「テックタッチ」によってシームレスに情報入力できる設計にしたところ、これまで複雑で営業担当による入力フローが定着しなかった課題が解決されました。

 

「Salesforce」からシームレスに入力可能な動線を用意。

現在では、全ての営業担当が「テックタッチ」のガイドを利用し、「展示会が成功したのか?」「どのくらいの商談に繋がったのか?」といった点まで紐付けができており、データドリブンに営業活動を分析できる体制となりました。

曖昧だった入力ルールをツールチップで表示させることで、入力ミスを削減。

 

「Salesforce」のダッシュボード機能にも「テックタッチ」を実装しています。
ダッシュボードを見て、営業担当の次のアクション・戦略に導けるよう「テックタッチ」のガイドやツールチップで「この入力が終わったら未受注を確認してください」「納期は正しく設定されていますか?」など表示させることで、営業活動の可視化、一人ひとりの数字への意識を強めることに寄与しています。

ダッシュボード機能にもツールチップを実装。グラフの見方の共通認識を持つことで、数字への意識を強める効果も。

営業担当が行うべきネクストアクションを明示することで、営業活動の効率化を叶える。

それ以外にも、「テックタッチ」の自動再生機能を使い、ログイン時に自動で営業活動数一覧表のポップアップを表示させたりしています。

 

各自の活動状況をエクセルで抽出する自動化機能も実装。

 

実際に「テックタッチ」を「Salesforce」に導入してからアンケートを行ったところ、データ入力率は20%改善、「入力が漏れがちになっていた箇所がガイドによりわかりやすくなった」「経験の浅い営業担当にも有用」「SOE(見積もり・受発注システム)に入れてほしい!」という声も。

「テックタッチ」の機能をより活用し、またアップデートでの新機能も活用することで、さらなる運用改善を進めていきます。

今後の展開

全社を挙げての「近代化プロジェクト」におけるキーマンに。少数精鋭で戦える組織を作り上げるため、周囲を巻き込むハブとなる。

全社を挙げての「近代化プロジェクト」が発足し、各部門からメンバーが集まっていますが、コアメンバーの一人として情報システム部長が参加しています。
この「近代化プロジェクト」は、業務の標準化・俗人化からの脱却を目指し始まったもので、BPRを考え、人がやるべき部分とシステムが介在した方が良い部分を見極めていくのも、私たちの仕事です。

システム活用は会社の生命線でもあるので、目先のことだけではなく数年後に内部・外部環境が変わっても、いつもアンテナを張りながら「システムを入れて何がしたいのか?」を追及し、システムを導入していくこと、少数精鋭で戦える組織を作っていくことが私たちの大きな役目だと考えています。

また、当社が利用しているシステムの中でも最も複雑な、SOEと呼ばれる見積もり・受発注システムでも「テックタッチ」が効果を発揮できると考えており、導入検討を勧めていきたいと考えています。
システム利活用には登場人物(管理・導入、現場、データ分析など)も多いので、皆が目的や使う意義を理解し浸透させていけるよう、「テックタッチ」を活用しながら今後もDX推進をしていきたいです。

テクノロジー利用高度化・DX推進のための支援サービスへ

様々なWebシステムにノーコードでナビゲーションを設置可能なSaaS「テックタッチ」(https://techtouch.jp/)を開発・提供するテックタッチ株式会社(以下、当社)は、日産自動車株式会社(以下、日産)に「テックタッチ」を採用いただきました。

導入目的および概要
企業のビジネスモデルやプロセスをテクノロジーで変革するDXの取り組みが浸透しつつある昨今、海外SaaSを始めとしたテクノロジー導入およびグループシステム統合等への需要が高まり、利用高度化・テクノロジー活用推進が重要な課題となっています。こうした状況を踏まえ、日産においても、全国の日産自動車販売会社 約2万人が利用する営業支援システムのより一層の活用を検討されていました。

「テックタッチ」は、テクノロジー利活用および利用高度化の促進により、テクノロジーが本来持つ価値を最大化し、業務効率化・DX推進を実現するサービスとなります。このたび、「テックタッチ」の大企業中心の導入実績や、提案内容・有効性をご評価いただき、「テックタッチ」を採用いただきました。

なお日産とテックタッチにて、「テックタッチ」を用いた効果検証を採用前に実施しています。2ヶ月で分析用データ入力率が32→64%まで向上、および営業支援システムへの理解が進む結果となり、今回の採用要因の一つとなっております。

今後、営業支援システムの分析・施策実施等につなげる箇所にも「テックタッチ」を適用することで、テクノロジー利用高度化に寄与してまいります。