ノーコードのガイド・ナビゲーションツール 「テックタッチ」がグッドデザイン賞を受賞
ノーコードでガイド・ナビゲーションを設置可能なSaaS「テックタッチ」(https://techtouch.jp/)を開発・提供するテックタッチ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:井無田仲、以下、当社)は10月7日、自社で開発するシステム「テックタッチ」が、2022年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞したことをお知らせします。誰でも直感的に操作ができるUIを実現したことが認められ、受賞となりました。
■受賞理由
テックタッチは、リテラシーの限られたユーザーと、対応の工数を抑制し業務効率化を図りたい企業双方のニーズに合致した、「どんな人でも簡単にシステムを使いこなす」ことを実現するための仕組み・デザインを評価いただきました。
仕組みとしては「ノーコード」と「拡張機能」の2つを採用しており、システムの導入者自身が実際の業務に合わせてナビゲーションを作成でき、それを社内で運用しやすい状態を実現しています。
テックタッチのデザインにおいては、ITリテラシーを問わず、誰でも直感的に操作ができるUIを実現できているという点が受賞に貢献しました。具体的には、情報量への配慮・情報の強弱をつけたデザインはもちろん、言葉の使い方にも気を配っています。文字数が多くなりがちな畏まった日本語の特徴に対し、極力シンプルな表現を「テックタッチ」上では使うといった配慮をしております。
このように、「どんな人でも簡単にシステムを使いこなす」というコンセプトが評価された背景には、近年、UI/UX改善のトレンドがありつつも、サービス開発者はサービスの新規機能の開発に注力してしまうことが多いという状況があります。一方で、ユーザーの課題を解決する魅力的なサービスだとしても、サービス開発者が目指した通りに活用されているケースは少ないという別の課題もあります。
「テックタッチ」はそのような状況に対し、ツールベンダーとユーザーの架け橋になる存在として、UI改善の役目を一手に引き受け、ユーザーがシステムを活用する支援をしています。その取り組みの重要な要素として、誰でも直感的に操作ができるUIの実現を目指しています。各画面で、操作し始めたばかりの人でも何をすればいいかわかるよう、情報量への配慮・情報の強弱をつけたデザインを心がけた取り組みが実を結び、今回はじめてグッドデザイン賞を受賞することができました。
■審査委員からのコメント
ノーコードで様々なウェブサイト上に操作ガイドを載せることの出来るサービス。リテラシーの限られたユーザーと、対応の工数を抑制し業務効率化を図りたい企業双方のニーズに合致している。社会全体でのより包括的なデジタル活用を限られたコストの中で実現するという文脈での更なる活躍を期待したい。
■グッドデザイン賞について
グッドデザイン賞(https://www.g-mark.org/index.html)デザインによって、私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動です。私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られ、かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰しています。
「よいデザイン」としてグッドデザイン賞を受賞したデザインにのみ認められる「Gマーク」は、社会とデザインを結ぶコミュニケーションツールで、日本国内において非常に高い認知率を持っています。