【イベントレポート】商船三井が進める全社横断型DX ~データドリブンな組織作りと「テックタッチ」の効果~

レポート

2022年7月26日に「【Let’sテックタッチ】商船三井様登壇!DX取組事例と展望を解説〜データドリブンな体制を定着させる方法とは〜」と題し、株式会社商船三井様(以下、商船三井様)をお招きしたオンラインセミナーを開催いたしました。

たいへん多くのお申込、またご参加いただいた当イベントのレポートをお届けします。

ご登壇
株式会社商船三井
DX共創ユニット イノベーションデザインチームリーダー
豊増 和志 様

商船三井システムズ株式会社
商船三井 DX共創ユニット DXテクニカルプール プロセスアーキテクト&デザイン
川越 拓志 様

 

はじめに

商船三井様は「青い海から人々の毎日を支え、豊かな未来をひらきます」を企業理念に、海運業を中心に社会インフラ事業を展開し、多彩な分野で時代の要請に応えている総合輸送グループです。
高度なDX戦略を推進しており、実績の高さから経済産業省が選定する「DX銘柄2022」にも選定されています。

商船三井における「DX」のビジョン

商船三井様の講演タイトルは「『商船三井が進める全社横断型DX -データドリブンな組織作りと「テックタッチ」の効果』」

はじめに豊増様から、商船三井さまにおけるDXビジョンの重要性をご説明いただきました。

当社ではDXのビジョンを明確に定めています。
DXは、ツールを入れれば良いというものではなく、DXに取り組む理由を土台に、何をするのか・どのようにするのかを、考えなければならないと思います。
私たちは、2035年に商船三井という会社はどうありたいのかを真剣に議論し、その結果を経営の意思として社内に伝えていく活動を行っています。

商船三井が進める「DX」の展望

続けて、「商船三井が推進する具体的なDX施策」について解説をいただきました、

私たちが宣言しているのが、事業戦略・働き方・組織のDXです。
それぞれ、事業活動でのデータ活用や、業務の標準化・自動化による生産性向上、組織としてDX人材の育成や配置などを計画しています。
これらの施策に取り組み、成果を出すことで、周囲から認めてもらうことを目指してきました。
大変嬉しいことに、2022年のDX銘柄にも選んでいただき、予測よりかなり早い受賞は、喜ばしい誤算だったなと思っております。

また「DX施策の実施において、仮説に基づいて行動することを重要視している」と、豊増様は語ります。
複数の手法を組み合わせて行うなかで、ユーザーが実際にどう使われているのかをという事実を把握し、伴走しながら、使いこなしていくことが非常に重要とのこと。

「テックタッチ」についても言及いただき、「『テックタッチ』の分析機能は、事実を把握する点に大いに役立つと期待しています。分析のための設定は簡単にでき、テックタッチの担当者も設定から分析までをサポートしてくれるため、今後、さらに活用していきたいと思っています」と、期待をいただきました。

基幹システム刷新プロジェクト

豊増様による商船三井様のDX全体像のお話に続いて、川越様からテックタッチ採用のきっかけにもなった「基幹システム刷新プロジェクト」についてお話をいただきました。

実施背景
「基幹システム刷新プロジェクト」は、2014年から使い続けてきたシステムの更新期に、SaaSパッケージシステムとフルクラウド構成の基幹システムの導入を行った、商船三井のDX施策のひとつです。
当時は、周囲の環境が変化するなかで、生産性向上の必要性が課題になっており、それに順応するためには既存のシステムを刷新するべきだと考えました。

推進方法と生じていた課題
私たちは「Fit to Standardアプローチ」という、システムに自社の業務を合わせていく手法を採用しました。この方法では、業務の変化に対応するための教育が必要です。
システム導入のための教育において、危惧したのが、「トレーニング」や、「マニュアル作成」の工数増大でした。
さらに、マニュアルを作ったとしても、内容が複雑で、検索性が低いために、なかなか使用されないという課題を抱えていました。

「テックタッチ」の実装・運用・効果について

商船三井様は現在、「テックタッチ」を活用していただいております。
先述の課題を解決するために「テックタッチ」をどのように活用しているのか、川越さまから続けて解説をいただきました。

テックタッチは主に2つの方法で活用しています。
ひとつは、操作手順を、テックタッチのガイドで表現し、画面の切り替わりで迷いがちな操作でも、ミスなくこなせるようにすること。
もうひとつは、入力必須項目はツールチップを配置して入力漏れを防止するということです。
講演では、実際のシステム画面をベースに「テックタッチ」の活用について解説、効果的なガイド設置箇所や方法をご紹介いただきました。

これらの他にも商船三井様にはDX推進について詳細に語っていただき、また後半の時間には質疑応答セッションにて、視聴者の方より多くの質問をいただきました。

DXにおける社内の課題やリアルな悩み、それを解決した具体的施策など、豊増様、川越様両名の率直なご意見やご回答で、セミナー時間を延長するほどの大変な盛り上がりをみせたオンラインセミナーとなりました。


現在、本講演のアーカイブ動画を公開しております。
下記のリンクからぜひお申し込みください!

【Let’sテックタッチ】商船三井様登壇!DX取組事例と展望を解説〜データドリブンな体制を定着させる方法とは〜
本セミナーのオンデマンド配信はこちら

https://techtouch.jp/event/20220726/

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