住民が利用するシステムで実証実験を実施、操作時間や心理的ハードル軽減の定量的成果を創出
「テックタッチ」が、宇都宮市と01Boosterが共同運営するアクセラレータープログラム「宇都宮アクセラレーター2021」のICT分野において採択されました。
「宇都宮アクセラレーター2021」は、宇都宮市と01Boosterが共同運営するアクセラレータープログラムです。
シード期からアーリー期のベンチャー企業や、新事業を立ち上げる第二創業などを対象に、地域の産学官金が一体となって事業成長の加速を支援します。
この取り組みにおいて、当社がICT分野において提案した『少子・超高齢化社会に必要な「ヒトにやさしい自治体DX」の実現』が採択されました。
本事業では、当社が提供する「テックタッチ®」を宇都宮市運営の市民向けサイト・システムに実装し、ITの操作に不安を感じている方でも簡単にシステムを操作できるようにすることで、市民の皆様がDXの恩恵を最大限に享受できる社会を目指します。
実証実験の結果
住民が利用する「宇都宮市電子申請共通システム」にて、実証実験を実施。
その結果、以下のような定量的成果につながりました。
1.ひとりあたりの操作時間を約63%削減
2.電子申請を活用する負担について、約88%のユーザーが心理的ハードルの軽減を実感(アンケート結果より)
3.入力画面におけるわかりやすさについて、約85%のユーザーがUI改善を実感(アンケート結果より)
宇都宮市 産業政策課 産業イノベーショングループ 係長 鈴木様のコメント
「テックタッチ」で、デジタルデバイド対策への取組を強めたいと考えています。
行政から発信する情報は非常に多く存在しますが、その分利用者である住民や事業者は情報の取捨選択が必要となります。
テックタッチを用いることで、大量な情報の中でも最適な情報のところへ迷わず導いてもらう事ができます。
情報量は今後さらに増え続けていく一方、ITリテラシーの課題が解決しないと情報格差が広がってしまうばかりです。
行政としては情報格差をなくしたいと強くおもっているので、システムをリプレイスせずに簡単に課題を解決できる「テックタッチ」は、非常に有効活用できると考えています。
また、庁内システムにも活用することで、業務の効率化ができると考えています。
「行政DX」という言葉も広がり、デジタル化が進んでいるとはいえ、自治体の中には眠っている情報も相当数あります。
「テックタッチ」を活用することで、そのような情報にも簡単にアクセスできる仕組みを作れるのではないかと考えており、試してみたい取組のひとつです。