
コスモエネルギーホールディングス株式会社
コスモエネルギーグループは、「私たちは、地球と人間と社会の調和と共生を図り、無限に広がる未来に向けて持続的発展をめざします」というグループ理念を、「ココロも満タンに」というブランドステイトメントにのせて、エネルギーの安定供給と、関連するサービスの提供を通して、持続的発展(サステナビリティ)の実現を目指しております。
https://www.cosmo-energy.co.jp/ja/top.html人事データ基盤における業務効率化と人事データ活用の高度化を実現
・従業員が人事システム活用への心理的ハードルが生じたり、情報入力がされなかった
・人事施策の意図やデータ入力の目的が従業員に伝わりにくかった
・人事施策を推進するために、精度の高い情報が必要だった
・システムUI(ユーザーインターフェース)を最適化
・人事施策を整理し、「テックタッチ」で施策や人事部の意図を周知
・操作ガイドにより人事データの見方を解説
・システムの操作性向上により、従業員のストレスを軽減
・人事施策やスケジュールを従業員が理解できるように
・グループ全体の人事データ基盤の構築に寄与、人事システムのデータ活用を促進
導入前の課題
グループ共通の人事データ基盤の操作性への課題
コスモエネルギーグループは、総合エネルギー企業として事業を展開しており、石油調達や石油製品の生成のほか、石油化学事業や再生可能エネルギー事業を展開しています。

コスモエネルギーホールディングス株式会社 皆見様(右)、保永様(左)
当社では、「人が活き人を活かす人材戦略」を掲げ、社員一人ひとりの意欲や自律性を向上させるような施策の企画や実行を行っています。
重要な取り組みの一つとして、人材ポートフォリオ拡充があり、従業員の保有スキルの可視化などを通じて、グループ全体の最適な要因配置をめざしています。
しかし、グループ各社における人事データの標準化や適切なデータ取得ができておらず、解決のため「データ標準化」「人事業務の高度化」「人事情報の見える化」の3つを軸に、人事データ基盤リニューアルプロジェクトを発足しました。
その結果、人材育成領域ではタレントマネジメントシステムとして「タレントパレット※」を導入し、従業員のデータを集約しています。
しかし、従業員からシステムの操作性やアクセス性、データ入力の負担や煩雑な業務プロセスへの課題の声があげられ、また人事部門の施策意図が従業員に届ききらないことにも課題を抱え、システム画面上に直接案内を表示できる「テックタッチ」で解決ができると考え、導入を決定しました。
活用方法と効果
「テックタッチ」を通じた操作性などの向上、従業員の利活用促進へ
まず、人事部門から従業員への施策意図やアクションが伝えきれない課題には、年間の人事イベントを期初、期中、期末ごとに整理の上、役職階層ごとに必要なアクション・情報などを「テックタッチ」を活用して届けることを決めました。
また、従業員から挙げられていたシステムの操作性やアクセス性の課題も解消しています。従業員が迷わずに目的としているページや情報にアクセスできるように、UIを最適化したり、「テックタッチ」の自動処理により必要なページに案内することで解決しました。

「テックタッチ」により、年間の人事イベントやそのタイミングを、役職ごとにひと目でわかるように表示
また、「タレントパレット」にログインした際のTOPページでは、役職に合わせたメニューを表示しており、システムで行うべき操作や見るべき情報のアクセスを、「テックタッチ」により確実に案内することで、利活用を促進しています。

「テックタッチ」により、人事データの見方を解説
他にも、ツールチップを活用して、画面上での「グラフの見方」や「詳細情報を深掘りするための操作方法」などを表示することで、人事データ活用の高度化を実現しています。
また、カスタマーサクセス担当者(以降、CSM)によるサポートも評価しています。
たとえば、導入している人事システムはSaaSのため、バージョンアップが随時行われます。SaaSの利点である一方、操作ガイドの再実装などに困ることもありますが、CSMの方は懇切丁寧にご提案、サポートしてくれるため安心しています。
今後の展望
人事システムのさらなる進化とキャリア支援の強化
今後は、社員のキャリア自律を促進するための環境整備をさらに進めていきます。
特に、「タレントパレット」のデータを活用した人材ポートフォリオの充実や、個々のスキル可視化の強化、加えて、「テックタッチ」を活用した情報提供の最適化を進め、社員一人ひとりが自身のキャリアを主体的に考え、成長できる環境を構築していきます。
人事部では施策のスピードにこだわっています。「テックタッチ」はアジャイルな実装が可能なので、今後もより効果的な人材戦略をスピード感を持って推進していきます。
※:記載された会社名および製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。