2024年12月12日に、「テックタッチ」のユーザー参加型イベント「テックタッチグランプリ2024」を開催しました。
日頃より、Webシステムやアプリケーションにナビゲーションやガイドを実装し、ユーザーエクスペリエンス向上に尽力されているガイドデザイナーの皆様、12社23名にご参加いただきました。
日々「テックタッチ」を活用し、自社のDX推進に貢献されているユーザーの皆さまに、より一層の価値を提供したいという想いから、2024年3月にテックタッチユーザーコミュニティ『TechtouchCo-Developers Community』を発足しました。
今回は、3月に行われた第1回ユーザー会に続く、2回目の開催となります。本記事では、当日の熱気溢れる模様をレポートします。
当日参加された企業様(敬称略/五十音順/一部)
・朝日生命保険相互会社
・兼松コミュニケーションズ株式会社
・GMOインターネットグループ株式会社
・株式会社セブン‐イレブン・ジャパン
・第一生命保険株式会社
・東急建設株式会社
・日本航空株式会社
・パナソニック フィナンシャル&HRプロパートナーズ株式会社
・本田技研工業株式会社
・株式会社三井住友銀行
「最悪のサイト」はガイドでどこまで改善できるのか!?
チームでガイド作成の技を競う
今回のイベントでは、当社の開発エンジニアチームが事前に作成した、「敢えて」使いにくいUIを施した「疑似サイト」を用意。
そこに対してチームでガイドを実装していただき、そのスピードやガイドの精度、そして美しさを競うイベントを実施しました。参加者の皆様には、この疑似サイトにチームでガイドを実装していただき、そのスピード、精度、そして美しさを競っていただきました。
日々、ガイドを作成するなかで、「他の人はどんな風に作っているんだろう」と気になっているという声が初回ユーザー会で聞かれたため、参加者同士が互いのテクニックやノウハウを共有することで、ガイド作成スキルを向上させることを目的として企画しました。
イベントは、カスタマーサクセス部の大久保より挨拶とルール説明からスタート。
今回は、人事部が導入した学習管理システム(LMS)の運用担当者という設定です。
このシステムのUIが使いにくいことが原因で、初期登録を完了できない社員が続出しているというシナリオです。参加者の皆様には、「テックタッチ」を使って、社員がスムーズに初期登録を完了できるガイドを作成していただきました。
まずは、5つに分かれてチームごとに、自己紹介とネットワーキングタイム。参加者同士が交流を深め、チームワークを高めます。続いて、ガイドの実装へ。
ユーザーの気持ちになり、初期登録のどこで入力に手こずるのか、UIの課題は何か、ゴールにたどり着くまでに必要なガイドは何かをディスカッションをしながら、自由な発想で各チームで設計を進めました。
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実際に操作をしてみてガイドの実力を確認
操作者の反応に会場全体で盛り上がる
各チームが作成したガイドが実装されたサイトを、当社の社員がそれぞれ“操作者”として実際に操作します。
操作者は会場とは別の部屋からオンラインで接続し、リアルタイムに見守ります。
時間内にゴールできるか、スムーズに入力できるのか等いくつかポイントを設定し、減点方式で優秀チームを選抜しました。
「”10文字以上入力が必要”っていうコメント書いておくべきだったね…」
「”ガイド再生停止”したら先に進めるんだけど…」
操作者の反応ひとつひとつに、会場は大いに盛り上がりました。
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「マスターガイドデザイナー」に輝いたチームは?
表彰式&懇親
会白熱したガイド操作の後は、懇親会を兼ねた表彰式へ。
栄えある「マスターガイドデザイナー」に輝いたのは、タイムアタックで最短でゴールしたBチームでした。また、Eチームにはアイディア・芸術賞が送られました。
・株式会社セブン‐イレブン・ジャパン 市川寛様、内藤 あゆみ様、吉井 遥香様
・第一生命保険株式会社 山下 祥史様、八角 優美様
・GMOインターネットグループ株式会社 髙橋 拓也様、鈴木 有希様
評価されたのは以下のポイントです。
・不要な情報や混乱させうる情報を徹底して見せないという、情報を「足す」のではなく「減らす」というアプローチ
- 邪魔をするポップアップの自動消去
- 不要項目のマスク化(非表示化)
- UIが悪すぎる画面に対して、テックタッチのガイダンスで入力・操作を完全代替
参加者からは、
「非常に学びの多い時間を過ごすことができました。操作者の実際のコメントや気になるところを確認できたことが、今回作成したもの以外でも自社コンテンツで意識すべきところにも通ずると感じました」
「自分たちの作ったガイドを誰かが操作するのを見るのが、こんなに楽しいとは思いませんでした」
「実践を通しての参加他社さまとのナレッジや考え方の共有がスムーズに行えたこと、ベンダーがユーザーになり、かつCo-workerになりと、ロールを超えての交流や知見の高め合いができたことが大変ありがたかったです」
「他社様とコミュニケーションを取りながらワークできて楽しかったです」
といった声が寄せられました。
続いて、当社のデザイナーチームが作成したガイドを共有しながら、作成のポイントについて解説をしました。
懇親会では他社同士でガイド作成にまつわる課題や社内での推進体制等、時間を忘れてディスカッションや意見交換が活発に行われました。
当社では今後も定期的にネットワーキングや学びの機会、ノウハウの共有などを通じて、
「テックタッチ」ユーザーの皆様との交流やコラボレーションを続けていきたいと考えています。そして、皆様からいただくフィードバックを基に、サービスを磨きながら皆様の期待を超える価値提供にまい進していく所存です。



