業務改善に取り組みたいものの、IT人材不足や対応工数の負担、時間が足りないなどさまざまな課題から業務改善を進められない事例も珍しくありません。そのようなときにおすすめなのが、業務改善の工数を大幅に削減できる「ノーコードツール」です。
プログラミングのスキルがなくとも業務アプリやWebサイトやWebシステムを開発できるノーコードツールは、人手不足の状態でも現場担当者レベルで業務改善を推し進めやすくなります。そんなノーコードツールには業務改善アプリにおすすめの製品から、ECサイト構築、業務自動化などさまざまな種類が登場しています。
この記事では、まずノーコードツールの基本的な定義やローコードとの違い、メリット・デメリット、選び方を整理したうえで、分野別のおすすめ製品14製品、業務改善の進め方、実際の成功事例まで一気通貫で解説します。どのように業務改善を進めるべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
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ノーコードツールとは
ノーコードツールとは、プログラミングのコードを一切記述せずに、業務アプリやWebサイト、Webシステムなどを開発できるツールの総称です。あらかじめ用意されたテンプレートや部品(コンポーネント)を、画面上でドラッグ&ドロップで組み合わせるだけで開発できる仕組みが中心になっています。
従来のシステム開発では、要件定義から設計、実装、テストまでエンジニアが一貫して担う必要がありました。ノーコードツールを使えば、エンジニアでない現場の担当者でも、業務アプリやWebサイトを自分たちの手で作り、運用まで完結できます。開発を外部委託する場合と比べて、リードタイムやコストを大きく圧縮できるのが特長です。
近年は、Webサイト制作からビジネスアプリ、ECサイト構築、チャットボット、業務自動化まで、ノーコードで開発できる領域が急速に広がっています。IT人材が不足している企業ほど、ノーコードツールの活用によって現場主導のDXを進めやすくなります。
ノーコードツールとローコードの違い
ノーコードツールとよく比較されるのが「ローコードツール」です。どちらもコーディングの負担を減らして開発を効率化するツールですが、コード記述の要否や開発の自由度に違いがあります。
| 比較項目 | ノーコード | ローコード |
| コード記述 | 原則不要 | 一部必要(拡張・カスタマイズ時) |
| 開発の自由度 | 用意された機能・テンプレートの範囲内 | プログラミングにより柔軟に拡張可能 |
| 必要なスキル | プログラミング知識は不要 | 基本的なプログラミング知識が必要 |
| 向いている用途 | 定型的な業務アプリ、小〜中規模のWebサイト・システム | 独自要件が多い業務システム、既存システムとの複雑な連携 |
現場担当者だけで完結させたい定型業務ならノーコード、独自要件や複雑な連携が必要ならローコードが向いています。両者を併用し、まずノーコードで試作し、拡張が必要になった段階でローコードに移行する進め方も一般的です。より詳しい比較は「ノーコードとは?3つのメリットや注意点からローコードとの違いを簡単に解説」もあわせてご覧ください。
ノーコードツールのメリットとデメリット・注意点
メリット
ノーコードツールを導入する主なメリットは以下の3点です。
| ノーコードツールの主なメリット |
| ・開発コストを削減できる ・現場主導で内製化を進められる ・スピーディに開発・改善できる |
外部のシステム開発会社に依頼する場合と比べて、開発コストを大きく抑えられます。エンジニアがいなくても現場担当者が自ら開発できるため、業務内容を最もよく理解している人がそのままアプリやサイトを作れるのも強みです。要望が出てから公開までのスピードも速く、変化の速い業務にも柔軟に対応できます。
デメリット・注意点
一方で、以下のようなデメリット・注意点も理解したうえで導入を検討する必要があります。
| ノーコードツールの主なデメリット・注意点 |
| ・拡張性に限界がある ・特定のプラットフォームに依存する ・大規模で複雑な開発には不向き |
用意された機能の範囲内での開発が前提のため、独自性の高い機能や複雑な要件には対応しきれない場合があります。また、特定のツール・プラットフォームに依存する形で開発を進めるため、ツールの仕様変更やサービス終了の影響を受けやすい点にも注意が必要です。大規模かつ複雑なシステム開発には、ローコードやフルスクラッチ開発のほうが適しています。
ノーコードツールの選び方
複数あるノーコードツールの中から自社に合ったものを選ぶには、以下5つの観点で比較することが大切です。
1. 作りたいもの・必要機能で選ぶ
業務アプリ、Webサイト、ECサイト、チャットボット、業務自動化など、ノーコードツールは領域ごとに得意分野が分かれています。まず「何を作りたいか」を明確にし、その領域に強いツールから選ぶのが基本です。
2. 日本語対応・国内サポートの有無で選ぶ
海外製のツールも多いため、管理画面や公式ドキュメントが日本語に対応しているか、トラブル時に日本語でサポートを受けられるかを確認しておくと安心です。特に業務の根幹に関わるツールほど、国内サポート体制の有無は重要な判断材料になります。
3. 無料プランの範囲で選ぶ
多くのノーコードツールには無料プランやトライアル期間が用意されています。無料の範囲で使える機能・作成数の上限を確認し、実際に試してから有料プランへ移行できるかを見ておくと、導入後のミスマッチを防げます。
4. 対応デバイスで選ぶ
PCでの利用が前提のツールもあれば、スマートフォンアプリの開発に特化したツール、外出先での入力・閲覧を想定したツールもあります。実際に利用する現場がPC中心か、モバイル中心かによって選ぶべきツールは変わります。
5. 既存システムとの連携性で選ぶ
すでに社内で使っているSaaSや基幹システムと連携できるかも重要な観点です。API連携やiPaaS的な機能を備えたツールであれば、既存システムとデータを行き来させながら業務を効率化できます。
作りたいものから探す
上記の観点を踏まえたうえで、目的別のおすすめツールは次の章で分野ごとに紹介しています。
| 作りたいもの | 該当する分野 |
| Webサイト・LP | Webサイト構築関連ツール |
| 業務アプリ(PC) | ビジネスアプリ関連ツール |
| 業務アプリ(モバイル) | ビジネスアプリ(モバイル)関連ツール |
| ネットショップ | ECサイト構築関連ツール |
| スマホアプリ | アプリ構築関連ツール |
| 問い合わせ対応の自動化 | チャットボット関連ツール |
| 各種フォーム | フォーム作成関連ツール |
| 業務プロセスの自動化 | 業務自動化関連ツール |
主要ノーコードツール比較表
分野別の詳細に入る前に、各分野を代表するツールを横断で比較できる一覧表を紹介します。
| ツール名 | 分野 | 作れるもの | 無料プラン | 料金目安 | 日本語対応 |
| テックタッチ | Webサイト構築 | システム・Webサイト上のデジタルガイド・ツールチップ | なし | 要問い合わせ | 対応 |
| STUDIO | Webサイト構築 | Webサイト・LP | あり(Freeプラン) | 月額980円〜 | 対応 |
| kintone | ビジネスアプリ | 業務アプリ(日報・スケジュール・顧客管理等) | なし | 月額780円〜/1ユーザー | 対応 |
| Unifinity | ビジネスアプリ(モバイル) | モバイル業務アプリ | あり(デモアカウント) | 月額20,000円〜 | 対応 |
| shopify | ECサイト構築 | ネットショップ | なし | 月額4,850円〜 | 対応 |
| yappli | アプリ構築 | スマホアプリの開発・運用・分析 | なし | 要問い合わせ | 対応 |
| SYNALIO | チャットボット | チャットボット | なし | 月額15万円〜 | 対応 |
| formrun | フォーム作成 | 各種フォーム | あり(FREEプラン) | 月額3,880円〜 | 対応 |
| Anyflow | 業務自動化 | 業務プロセスの自動化(iPaaS) | なし | 要問い合わせ | 対応 |
上記は各分野の代表製品の比較です。分野ごとの他の製品も含めた詳細は、次の「分野別14選」で紹介しています。
業務改善に有効なノーコードツール分野別14選
ここでは、業務改善に有効なノーコードツールについて、以下の分野別にそれぞれおすすめの製品をご紹介します。
1. Webサイト構築関連ツール
自社サイトやLPをスピーディに公開したい企業向けの分野です。Webサイト構築時におすすめなノーコードツールを2点ご紹介します。

テックタッチ

テックタッチは、企業がテクノロジーを活用して業務改善を図るためのノーコードツールです。特にWebサイト構築関連ツールにおいて、ユーザーの操作をサポートするデジタルガイドやツールチップを提供してユーザー体験を向上させられます。
プロダクトの利用方法をスムーズに把握しやすく、セルフオンボーディングを実現できるのが魅力です。ユーザーのストレス軽減&問い合わせ件数の削減が期待できるほか、開発チームへ依頼せずに実装ができ、社内の対応工数削減&施策の即時対応も実現できます。
メルマガより確実かつスピーディに、ユーザーに対して情報を届けられるため、問い合わせ工数などの削減も可能です。ほかにも、ユーザー行動を分析してUI/UXの改善に役立てられる機能も搭載されており、業務改善に役立つノーコードツールです。
| 価格 | 公式サイト |
| ・要問い合わせ | https://techtouch.jp/ |

STUDIO

STUDIOは、日本発のノーコードWebサイト制作ツールで、専門知識がなくても簡単にプロ並みのWebサイトを作成できる点が大きな特徴です。テンプレートや写真素材が豊富で、デザイン性の高いサイトを短時間で構築できます。
特に、コーポレートサイトやサービスサイトなど、ビジネス用途に適したサイト制作に強みを持っています。ユーザーは、ドラッグ&ドロップ操作で簡単に要素を配置し、直感的にデザインを調整できるのが魅力です。
| 価格 | 公式サイト |
| Freeプラン:無料 Starterプラン:月額980円〜 CMSプラン:月額2,480円〜 Businessプラン:月額4,980円〜 |
https://studio.design/ja |
2. ビジネスアプリ関連ツール
日報・スケジュール・顧客管理など、社内の定型業務をアプリ化したい企業向けの分野です。ビジネスアプリを構築する上でおすすめなノーコードツールを2点ご紹介します。

Kintone

kintoneは、サイボウズ株式会社が提供するノーコードのクラウド型業務アプリ作成サービスです。このツールは、プログラミングの知識がなくても、日報やスケジュール管理、顧客管理などの業務アプリを簡単に作成できます。
情報の蓄積と管理を効率化するための機能を備えており、クラウド型サービスのためインターネット接続があればどこからでもアクセスできるのも魅力です。テレワークはもちろん、業務の効率化や管理のしやすさなど、業務改善に関する取り組みをノーコードツールで実現できます。
| 価格 | 公式サイト |
| ライトコース:月額780円/1ユーザー スタンダードコース:月額1,500円/1ユーザー ワイドコース:月額3,000円/1ユーザー |
https://kintone.cybozu.co.jp/ |

サスケWorks

サスケWorksは、ノーコードでWebアプリを構築できるツールとして、プログラミングの知識がないユーザーでも簡単に利用できる点が特徴です。豊富なテンプレートと機能が用意されており、ビジネスニーズに応じたカスタマイズを実現できます。
フォームの作成やメールの配信機能、AIOCR機能などを活用すれば、業務プロセスの自動化・効率化を図ることが可能です。Webサイト構築やビジネスアプリの制作に必要な機能がオールインワンで提供されているため、企業の業務改善に大きく役立ちます。
| 価格 | 公式サイト |
| StandardPlan:月額5,000円〜 PremiumPlan:月額15,000円〜 |
https://works.saaske.com/ |
3. ビジネスアプリ(モバイル)関連ツール
現場作業や外回りなど、モバイル端末での入力・報告を効率化したい企業向けの分野です。ビジネスアプリのモバイル版でおすすめなノーコードツールを2点ご紹介します。

Unifinity

Unifinityは、ノーコードでモバイルアプリを簡単に作成できる開発プラットフォームです。エンジニアリングの知識がなくても、直感的に業務に合わせたアプリを作成でき、さまざまなデータベースやクラウドサービスと連携できる魅力があります。
従来は紙やExcelで行っていた報告業務をデジタル化し、手間を削減できるのが特長です。オフライン環境でもデータの閲覧や入力が可能なため、ネットワークが不安定な現場でも問題なく使用できます。既存の業務システムやSaaS製品とも連携でき、コミュニケーションだけでなくビジネスツールの連携力も高められます。
| 価格 | 公式サイト |
| フリープラン:無料でデモアカウント作成 エントリープラン:月額20,000円〜 スタンダードプラン:月額50,000円〜 エンタープライズプラン:要問い合わせ |
https://www.unifinity.co.jp/ |

Platio

Platioは、ノーコードでモバイルアプリを簡単に作成できるツールです。現場業務のデジタル化とプロセス改善をサポートでき、100種類以上用意されたテンプレートから多様な業種に対応できます。
例えば、製造現場では入荷や検品の報告、物流では配送報告や在庫管理、建設現場では点検報告の効率化など、さまざまな業務改善を実現できるモバイルアプリを制作しやすいのが魅力です。
| 価格 | 公式サイト |
| Standardプラン:月額20,000円 Premiumプラン:月額90,000円 Enterpriseプラン:月額200,000円 |
https://plat.io/ja/ |
4. ECサイト構築関連ツール
ネットショップをゼロから立ち上げたい企業向けの分野です。ECサイトを構築する上でおすすめなノーコードツールを2点ご紹介します。

shopify

Shopifyは、初心者でも簡単にオンラインストアを構築できるプラットフォームです。デザインテンプレートや決済手段、ホスティングサービスをパッケージ化したサブスクリプション型のサービスで、Web制作の知識がなくとも、簡単にネットショップ(ECサイト)を開設できます。
70種類以上のデザインテーマが用意されているほか、プログラミング言語でカスタマイズも可能です。豊富なアプリストアが用意されているのも魅力で、サイト機能を細かく拡張できる魅力もあります。ECサイトのデザインなどに負担を感じている場合は、Shopifyを活用することで、自社のブランドやコンセプトに合った独自のオンラインストアを展開できます。
| 価格 | 公式サイト |
| ベーシック:月額4,850円 Shopify:月額13,500円 Advanced:月額58,500円 Plus:$2,300/月(3年契約) |
https://www.shopify.com/jp |

BASE

BASEは、初心者でも簡単にECサイトを構築できるノーコードツールとして人気があります。初期費用や月額費用がかからず、売上に手数料がかかる仕組みのため、リスクを抑えてネットショップを始められるのが魅力です。
特に、初めてECサイトを構築する方や、コストを抑えたい方におすすめです。個人や小規模事業者が手軽にオンラインショップを運営するのに適しています。ただし、BASE自体に集客力があるわけではないため、ショップ開設後は自社で集客施策を行う必要があります。
| 価格 | 公式サイト |
| スタンダードプラン:商品が売れると決済手数料3.6%〜+40円、サービス利用料3% グロースプラン:月額16,580円、決済手数料2.9%〜 |
https://thebase.com/ |
5. アプリ構築関連ツール
自社サービス向けのスマホアプリを開発・運用したい企業向けの分野です。アプリ全般でおすすめなノーコードツールを2点ご紹介します。

yappli

Yappliは、ノーコードでアプリの開発、運用、分析を一体化して行えるツールです。プログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップの直感的な操作でアプリを作成できるため、初心者にも優しい設計に仕上がっています。
iOSやAndroidのどちらにも対応しているほか、エリア・属性に基づくプッシュ通知を配信できるのも魅力です。ユーザーごとに最適化されたアプローチによって、ユーザーの関心を引きやすくなっています。
年間200回以上の機能改善が行われており、最新のOSにもスピーディに対応してくれるため、安定した開発環境を維持しやすいのが特長です。
| 価格 | 公式サイト |
| 要問い合わせ | https://yapp.li/ |

appsule

appsuleは、ノーコードでアプリを開発できるプラットフォームで、ECサイト連携やリリース後の運用・マーケティング支援が充実しているツールです。アプリのダウンロード促進や集客施策のサポートを受けられるため、効率的に作業を進めて業務負担を改善できます。
アプリには「ECストア」「メディア」「コミュニティ」など幅広いアプリ開発に対応しており、多彩なテンプレートで基本機能が充実しているのが特長です。短期間でアプリ開発を行えるなど、スピーディな対応を求めている企業にも役立ちます。
| 価格 | 公式サイト |
| 要問い合わせ | https://appsule.co.jp/ |
6. チャットボット関連ツール
問い合わせ対応や社内サポートを自動化したい企業向けの分野です。チャットボットを構築する上でおすすめなノーコードツールを2点ご紹介します。

SYNALIO

SYNALIOは、直感的な操作性と豊富なカスタマイズオプションを備えたチャットボットツールです。ユーザーはドラッグ&ドロップのノーコード開発で簡単に会話シナリオを作成でき、フローチャート形式で視覚的に会話の流れを設計できます。
複雑なシナリオも簡単に構築できるほか、SYNALIOはGoogle広告やLINE、Salesforceなどの外部サービスと連携しています。取得した会話データを活用して、効果的なマーケティング活動を実現しやすいのも特長です。AIを活用したデータ分析により、ユーザー行動に基づく最適な提案を自動化できます。
| 価格 | 公式サイト |
| Marketing:月額15万円〜 Enterprise:月額20万円〜 |
https://synal.io/ |

ChatPlus

ChatPlusは、企業の顧客対応や社内サポートを効率化するための業務改善向けチャットボットツールです。ノーコードツールとしてテンプレート機能が用意されており、簡単なシナリオ設定や業界ごとのテンプレを活用すれば、迅速に導入・運用できます。
生成AIを利用したQ&Aの自動作成やサジェスト機能も用意されており、問い合わせ対応を効率化して運用コストを削減できるのも魅力です。また、必要に応じてシームレスに有人チャットへ切り替える仕組みも搭載されており、スムーズな有人対応によって、顧客満足度が向上する効果も期待できます。
| 価格 | 公式サイト |
| ミニマム:月額1,980円 ビジネスライト:月額10,800円 プレミアム:月額30,000円 AIライト:月額54,000円 オートAI:月額88,000円〜 AIチャットボット:月額170,000円 |
https://chatplus.jp/ |
7. フォーム作成関連ツール
問い合わせ・予約・アンケートなど各種フォームを手軽に作りたい企業向けの分野です。フォーム作成に関するおすすめなノーコードツールを1点ご紹介します。

formrun

formrunは、ノーコードで簡単にフォームを作成できるツールです。ビジネスのさまざまな場面で活用されており、「問い合わせフォーム」「予約・日程調整フォーム」「リード獲得」「営業管理」「注文受付」「カスタマーサポート」「採用エントリー」「アンケート」など多種多様なフォームを作成できます。
テンプレートで直感的に作成できるため、専門知識がなくとも業務改善に必要なフォームを構築できるのが魅力です。顧客管理やメール対応も一元管理できるなど、顧客とのコミュニケーションをスムーズにする環境も構築できます。
| 価格 | 公式サイト |
| FREE:無料 BEGINNER:月額3,880円 STARTER:月額12,980円 PROFESSIONAL:月額25,800円 |
https://form.run/home |
8. 業務自動化関連ツール
複数のクラウドサービスをまたぐ定型作業を自動化したい企業向けの分野です。業務自動化においておすすめなノーコードツールを1点ご紹介します。

Anyflow

Anyflowは、ノーコードで業務自動化を実現できるiPaaSツールです。複数のクラウド型アプリを接続することで、業務プロセスを自動化するプラットフォームとして活用できます。例えば、「Slackを操作すると、freeeに勤怠情報が自動で入力される」「新しい従業員の情報を入力すると、SlackやGSuiteなどのアカウント招待が自動で行われる」「Slack操作で、Zoom会議リンクが自動生成され、会議の議事録が保存される」などのフローも自動化できます。
プログラミングスキルも不要で、直感的な操作で業務改善を実現できるのは大きな魅力です。RPAツールとは違ってシステムのアップデートにより停止するリスクも少なく、安定して利用できるメリットも有ります。
| 価格 | 公式サイト |
| 要問い合わせ | https://anyflow.jp/ |
業務改善の進め方について
業務改善は、企業の成長と発展に欠かせないプロセスですが、どのように進めればよいか頭を悩ませている方も少なくありません。業務改善を進めるときは以下の4ステップに気をつけることが大切です。ここでは、業務改善を成功に導くための4つのステップを詳しく解説します。
1. 業務の流れを見える化する
業務改善の第一歩は、対象となる業務の流れを詳細に可視化することです。業務フローチャートやチェックシートなどを活用し、「業務の順序」「担当者」「所要時間」「情報のやり取り」などを一つひとつの作業レベルまで分解して明確にする必要があります。
その結果、現状の業務プロセスにおける問題点や非効率的な部分を可視化できるため、改善の目標を具体的に設定できます。ノーコードツールで業務改善を推し進めるときは、「ボトルネックになっている箇所がないか」「ムダな業務、重複作業が発生していないか」を振り返ることが大切です。どれだけ作業を効率化しても、その先にボトルネックとなっている業務が含まれていると、業務を効率化した恩恵を受けにくくなってしまいます。
2. 課題を見つける
見える化された業務プロセスを分析し、問題点や無駄な部分を洗い出し、具体的な課題として明確化します。「6W2H」分析などのフレームワークを活用し、現状と理想のギャップ、課題の根本原因などを特定する取り組みが大切です。
| 「6W2H」 |
| When(いつ):時間や時期 Where(どこで):場所や範囲 Who(誰が):主体や担当者 Whom(誰に):対象者や顧客 What(何を):内容や目的 Why(なぜ):理由や背景 How(どのように):方法や手段 Howmuch(いくらで):費用や予算 |
課題を見つけたうえで、改善すべきポイントの優先順位をつけます。その際に、「業務時間を20%削減する」「顧客対応のリードタイムを50%短縮する」など具体的な目標を設定すると、どのような点が課題なのか明確化しやすくなります。
3. 解決策を出す
特定した課題に対して、具体的な解決策を複数検討します。ブレインストーミングやPDCAサイクルなどの手法を用いて、現場担当者の意見も取り入れつつ、さまざまな角度からアイデアを出し合うことが大切です。ブレインストーミングとは、集団でアイデアを出し合い、自由に発想を広げることで新しいアイデアや解決策を生み出すための手法です。多くの意見から比較検討することで、より効果的な業務改善の解決策を見つけ出しやすくなります。
この際、ノーコードツールの導入で業務改善を実現できるか検討するのもポイントです。「申請手続きの自動化」「進捗管理の見える化」「データ集計の効率化」などさまざまな恩恵を受けられるため、現状の課題を解決できるか検討し、ツールを活用する可能性も視野に入れるのをおすすめします。
4. 実行し結果を評価する
業務の見える化から課題を掘り下げ、解決策を立案したら、実際に実行したうえで結果を評価します。実行前には、「目標や期限」「担当者」「予算」などを明確にし、実行中は定期的に進捗状況や効果測定を行うことが大切です。
評価結果に基づいて目標達成できたかどうかを検証し、さらなる改善策を検討・PDCAサイクルを回せば、継続的な業務改善を実現できます。ノーコードツールの導入を含む業務改善施策に取り組めば、組織全体の生産性向上やコスト削減、顧客満足度の向上効果を期待できます。
ノーコードツールを活用した業務改善の成功事例
ノーコードツールを活用することで、どのように業務の効率化ができるのかをご紹介しました。ここからは、ノーコードでシステム画面にガイドを追加できるテックタッチを活用し、業務効率化を実現できた成功事例をご紹介します。
株式会社オープンハウス・アーキテクト
株式会社オープンハウス・アーキテクト様は、社内ルールの変更に伴うシステム改修の度に、以下のような悩みを抱えていました。
| システム改修における悩み |
| ・周知に時間がかかる:メールでの周知は読まれにくく、担当者の負担も大きい ・システム変更後のトラブル対応:ユーザーからの問い合わせ対応に追われる ・画面修正にコストがかかる:開発リソースの確保や費用が課題 |
そこで、上記の課題を解決するためにテックタッチをご導入いただきました。
| テックタッチ導入の効果 |
| ・問い合わせ大幅減:システム上に直接ナビゲーションを表示することで、ユーザーが迷うことなく操作できるようになり、月100件程度の問い合わせを未然に防止 ・入力率向上:入力フォームへのナビゲーションにより、入力率が50%以上改善し、ほぼ100%を達成 ・トラブル対応時間短縮:システム不具合発生時には、該当箇所を一時的に隠すことでユーザーへの影響を最小限に抑え、対応時間を80%削減 ・開発リソースの有効活用:非エンジニアでも簡単にナビゲーションを作成できるため、開発チームはより価値の高い開発に集中できるように |
株式会社オープンハウス・アーキテクト様の声
「テックタッチ導入後は、システム変更に伴う手間やコストが大幅に削減され、業務効率を改善できました。また、専任のカスタマーサクセス担当者によるサポートがあることも安心材料です。」
想定問合せへの対応時間を「80%」短縮、入力率も「50%以上」改善。テックタッチの活用により「開発不要」でシステム改善を高速化。
テモナ株式会社
テモナ株式会社様は、ヘルプセンターなどで通知をしても似通った問い合わせが多く、対応に工数を取られてしまう点に頭を悩ませていました。
| テックタッチ導入前の悩み |
| ・ユーザーの疑問が解決しない:ヘルプセンターを見ても操作方法がわからず、問い合わせが殺到 ・開発チームへの負担:システム画面のちょっとした修正も開発チームに依頼する必要があり、時間とコストがかかる ・お知らせが届かない:重要な情報もメールでは見過ごされてしまう |
そこで、上記課題を解決するためにテックタッチをご導入いただきました。
| テックタッチ導入の効果 |
| ・問い合わせ削減:システム画面上に操作ガイドを表示することで、ユーザーが自己解決できるようになり、問い合わせを最大28%削減 ・社内工数削減:開発チームに頼らずCSチームがツールチップを作成できるようになり、対応スピードが向上 ・情報伝達効率向上:重要な情報をシステム画面上に表示することで、メールよりも確実にユーザーに情報を届けられる、アンケート回答数も10倍以上に ・顧客満足度向上:ユーザーが迷わず操作できるようになり、ストレス軽減とユーザビリティ向上を実現 |
テモナ株式会社様の声
「テックタッチ導入後は、ユーザーからの問い合わせが減り、CSチームの負担が軽減されました。約2時間かかっていたユーザーへのお知らせに関する詳細な案内やサポートも、15分程度まで短縮することができました。」
ユーザーからの問合せを最大28%削減!カスタマーサクセス主体でナビゲーションを実装し、ユーザー体験を向上
ノーコードで作ったツールを現場に定着させるには
ここまで紹介したノーコードツールで業務アプリやWebサイトを「作る」ことができても、現場で実際に使いこなされなければ、業務改善の効果は限定的です。業務アプリを作った後も、「操作方法が分からず定着しない」「せっかく作ったのに使われない」という悩みは珍しくありません。
テックタッチは、ノーコードで業務アプリやWebサイトを新しく「作る」ツールではなく、すでに作られたシステムの画面上にガイドやツールチップを重ねて表示し、利用者の定着を助けるDAP(デジタルアダプションプラットフォーム)です。ノーコードで作った業務アプリや、既存の社内システムの画面に、開発を介さずガイドを追加できます。
ノーコードでシステムを「作る」段階の悩みは前述の各ツールで、作った後に「使われない」悩みはテックタッチで、それぞれ解決できます。
ノーコードツールで業務改善のまとめ
この記事では、ノーコードツールの基本的な定義やローコードとの違い、メリット・デメリット、選び方を整理したうえで、Webサイト構築から業務自動化まで、さまざまな分野で業務改善に役立つノーコードツールを紹介しました。それぞれのツールには特徴や強みがあり、導入することで業務効率化や顧客満足度向上などの効果が期待できます。
どのツールが自社に最適なのか、まずは業務の課題や目的を明確にしたうえで、本記事の比較表や選び方の観点を参考にツールの機能や特徴を比較検討することが重要です。
また、ノーコードで作ったアプリやツールを現場に定着させたい場合は、ノーコードで既存システムの画面にガイドを追加できる「テックタッチ」もあわせてご検討ください。
本記事の解説に加え、ノーコード開発のメリット・デメリットや、ローコードとの違いについてさらに詳しく知りたい方は、「ノーコードとは?3つのメリットや注意点からローコードとの違いを簡単に解説」の解説記事を参考にしてください。
また、開発を加速させるための具体的なツール選定や比較情報については、「【2026年】ノーコード・ローコードツール7選を比較!メリット・デメリットから違いまで解説」の記事もあわせてご活用ください。



