直帰率を改善する7つの方法とは?高くなる原因と改善すべき理由

SaaS事業者向け

アクセス数は伸びているにもかかわらず、問い合わせや購入などの成果が思うように出ず悩んでいる方は多いでしょう。こうした場合、訪れたユーザーが最初の1ページだけを見て帰ってしまっている可能性があります。

直帰率を下げるには、なぜ高くなっているのかを突き止めたうえで、自社のサイトに合った対策を講じることが大切です。

本記事では、直帰率が高くなる6つの原因とあわせて、改善につながる7つの方法を解説します。

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直帰率とは|最初のページだけを見てサイトを離れたセッションの割合

直帰率とは、Webサイトへの訪問のうち、最初に開いたページだけを見てサイトを離れた訪問の割合です。

「ページを開いたあとにブラウザを閉じる」「戻るボタンで検索結果へ戻る」「別のサイトへ移動する」など、サイト内のほかのページを見ずに離れた場合は、一般的に直帰とみなされます。数値が高いほど、最初のページだけを閲覧して離脱する訪問が多いことを意味します。

ただし、上記は従来の直帰率の計測方法です。現在多くのサイトで利用されているGA4(Google アナリティクス4)では直帰率を「エンゲージメントがなかったセッションの割合」と定義しています。なお、本記事では従来の直帰率をベースに解説します。

ここでは、混同されやすい離脱率との違いと、直帰率の計算方法を順に見ていきましょう。

直帰率とは|最初のページだけを見てサイトを離れたセッションの割合

離脱率との違い

直帰率とよく似た言葉に離脱率があります。離脱率とは、あるページの閲覧回数のうち、そのページを最後に閲覧してサイトを離れた割合です。最初の1ページだけを見て離れたセッションを対象とする直帰率とは異なり、離脱率には複数のページを回遊したあとの離脱も含まれます。

入り口のページで帰られていないかを確認する場合は直帰率、どのページを最後にしてサイトを離れているかを見るなら離脱率を活用するとよいでしょう。

この2つを混同して分析するとアプローチを誤りかねないため、それぞれが何を数えているのかを押さえておくことが大切です。

直帰率の計算方法

直帰率は次の式で算出できます。

直帰率(%)=直帰したセッション数÷セッション数×100

例えば、あるサイトへの訪問が100セッションあり、そのうち50セッションが最初の1ページだけを見て終了している場合は以下の計算になります。

直帰率=50セッション÷100セッション×100=50%

シンプルな計算式のため、データがあれば、特別なツールがなくても手元で計算できます。まずは主要なページの数値をこの式で確認し、自社サイトの現在地を把握するところから始めてみましょう。

【業界別】平均的な直帰率


直帰率は、低ければ良いとは限りません。例えば、1ページで必要な情報がそろうランディングページでは、目的を果たしたユーザーがそのまま離れていくため、直帰率は自然と高くなります。

どの程度の直帰率が適切かは、業種やサイトの種類によっても異なる点を押さえておきましょう。一般的に、不動産や旅行、アパレル、ECサイトのように複数ページを回遊する前提のサイトでは低くなります。一方、飲食業界や士業といった専門性の高いサイトでは1ページで情報が完結しやすいため、直帰率は高めに出ます。

おもな業界の平均的な直帰率は以下のとおりです。

業界 平均直帰率
飲食 65.62%
科学 62.24%
アート・エンターテインメント 56.52%
法・行政 55.06%
コンピューター・電子機器 54.54%
インターネット・通信 53.59%
金融 51.71%
不動産 44.50%
出典:CXL「Bounce Rate Benchmarks: What’s a Good Bounce Rate, Anyway?」

直帰率が重要視される理由

直帰率は、ユーザーの満足度を映す指標として重視されています。回遊を前提としたサイトで直帰率が低ければ、コンテンツがユーザーのニーズを満たしているサインです。一方で、直帰率が高い場合は、ユーザーが求めるものを得られずに離れている可能性があります。

直帰率を定点観測してほかの行動指標と併せて分析すると、サイトのどこでユーザーの不満が生まれているのかに気付きやすくなるでしょう。数値の変化をきっかけに課題のあるページを見つけ、改善を積み重ねる取り組みが、訪れた人の行動を促し、成果につながるWebサイトを育てます。

このように、Webサイトの運営には直帰率を継続的に確認し、改善に役立てる姿勢が欠かせません。

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直帰率が高くなる6つの原因

直帰率が高くなる背景には、コンテンツの中身から、表示速度やモバイル対応などの技術面まで、さまざまな原因が関係しています。しかも、原因は一つとは限らず、複数が重なっているケースも珍しくありません。

ここでは、代表的な6つの原因を解説します。

原因1:ページ内容がユーザーの検索意図と合っていない

ユーザーは、知りたい情報を求めてキーワードを検索し、サイトへたどり着きます。しかし、訪れたサイトで目にした内容がニーズとずれていた場合、すぐに検索結果へと戻ってしまう可能性があるでしょう。

例えば、商品の金額を知りたくて訪れたページに価格が載っていなければ、それだけで直帰の理由になります。広告やSNS投稿の文言と遷移先ページの内容が食い違っている場合も同様に直帰率が上がる要因の一つです。

原因2:コンテンツの情報量が不足している

検索ニーズに合ったコンテンツを提供しただけでは不十分であり、情報量が足りなければユーザーは求める情報を見つけられません。また、必要な情報を掲載した場合でも、結論が後半に埋もれていたり読みにくい構成になっていたりすると、ユーザーが離脱する原因となります。

そのため、情報量だけでなく、どのように伝えるかも重要なポイントです。結論や要点をページの前半に示したり、見出しや段落を整理したりして、必要な情報がスムーズに得られる構成を意識しましょう。

原因3:ページの表示に時間がかかる

表示速度が遅いと、ユーザーは必要な情報を得る前にページを閉じてしまいます。近年はスマートフォンでWebサイトを閲覧するケースが多く、サイトがなかなか表示されないと、待ち時間のストレスがそのまま離脱につながりかねません。

表示速度が原因の離脱は、コンテンツが表示される前に発生するため、問題として見落としやすい点に注意が必要です。

原因4:導線が複雑で使いにくい

サイトのデザインを優先するあまり、ユーザーが求める情報への導線がわかりにくい構造になっているケースも少なくありません。購入や問い合わせにつながるボタンが見つけにくい場合も同じく、探しているうちに離脱する可能性があります。

迷わず目的にたどり着けるシンプルな構成が、直帰率を下げる土台になるでしょう。

原因5:モバイルに対応していない

スマートフォンが広く普及した現在、サイトはモバイルでの閲覧を前提に設計する必要があります。モバイルに対応していないサイトは文字が読みにくく、ボタンも押しづらいため、ページを開いてすぐに直帰されやすくなります。レイアウトが崩れて情報が正しく表示されないことも、直帰率を押し上げる一因です。

原因6:申し込みの選択肢が多すぎる

離脱はサイトの閲覧中だけでなく、申し込みや応募のフォームでも起こります。例えば、コースやプランの選択肢が多すぎると、ユーザーはどれを選ぶべきか迷い、申し込みを完了できないまま離れてしまうケースも考えられるでしょう。

選択肢をできるだけ絞り込んだうえで、利用者の状況に応じたおすすめを提示するほか、質問形式で条件を選べるようにするなど、意思決定を後押しする工夫が求められます。

直帰率を改善する7つの方法


直帰率を下げるには、前章で挙げた原因を踏まえて手を打つ必要があります。自社サイトで直帰が起きる原因を見極めて、当てはまるものから取り組んでみてください。

ここでは、7つの方法を紹介します。

方法1:キーワードを見直す

まず、ユーザーが検索したキーワードとコンテンツの内容が一致しているかを確認しましょう。直帰率が高いページは、そもそも訪問者の期待とページの内容がずれている可能性があります。

一致していない箇所があれば、そのキーワードで検索する人のニーズをあらためて掘り下げ、上位表示を狙うキーワードの見直しや内容の調整をしましょう。検索意図とページの中身がかみ合えば、離脱を防ぎやすくなります。

方法2:ターゲットを絞りコンテンツの質を高める

誰に向けた情報なのかを明確にすることも、直帰率を改善するポイントの一つです。想定する読み手が曖昧なままでは、内容も焦点が定まらず、ユーザーのニーズから外れたコンテンツになりかねません。

年齢層やニーズを具体的に想定すると、盛り込むべき内容の精度が上がります。ターゲットが抱える悩みや疑問、検索によって知りたい内容を整理し、ユーザーの課題を解決へ導く情報を過不足なくまとめましょう。

方法3:ページ表示の高速化を図る

サイト内に容量の大きい動画や画像が増えると、読み込みに時間がかかりやすくなります。ファイルサイズの見直しに加え、ページに埋め込まれた不要な機能やコードを削除・最適化するなど、技術面の改善を進めましょう。表示までの待ち時間が短くなれば、ページの閲覧前に離脱するユーザーを減らせます。

方法4:内部リンクとCTAを適切な位置に設置する

ユーザーが次の行動へ移りやすいように、内部リンクとCTAの配置も見直しましょう。閲覧中のページの内容に関連する内部リンクを設置すると、ほかのページへの回遊が生まれます。購入や申し込み、問い合わせのボタンも、ユーザーが内容を理解した段階で目に入りやすい位置に置くと、クリックされやすくなるでしょう。

方法5:ナビゲーションを設置してスムーズな選択を促す

選択肢が多い申し込みページ等では、DAP(デジタルアダプションプラットフォーム)を活用したナビゲーションがおすすめです。ユーザーの操作に応じて、「次はこちらをクリックしてください」「この項目には半角数字を入力してください」といった案内が表示されるため、入力の途中で迷わず、申し込み完了まで進みやすくなります。

ノーコード対応のDAPであれば、プログラミングをせずに短期間でナビゲーションを設置することも可能です。フォームの改修を待たずに離脱対策ができ、選択肢の多さが原因の直帰にはまず検討したい方法といえます。

方法6:スマートフォン最適化を意識する

スマートフォンから快適に閲覧できるサイトにすることも、直帰率を下げるうえで外せないポイントです。

パソコンの画面上では問題がなくても、スマートフォンで見ると印象が変わるケースは少なくありません。レイアウトが崩れていないか、ボタンはタップしやすいか、文字は読みやすい大きさか、などを実際の端末で確かめながら整えていきましょう。

方法7:PDCAを回して改善を続ける

直帰率の改善は、一度きりの施策では効果が続きません。直帰率だけでなく、滞在時間やCVRなど複数の指標を組み合わせて状況を分析することが大切です。

施策の実施後は、実施前後の一定期間のデータを比較して効果を検証し、改善を繰り返しながらブラッシュアップを続けましょう。継続的なPDCAが、より高い成果につながります。

直帰率の改善にはDAPツール「テックタッチ」がおすすめ

テックタッチは、Webシステムやサイトの画面上に、操作ガイドやナビゲーションを表示できるデジタルアダプションプラットフォーム(DAP)です。プログラミングの知識がなくてもナビゲーションを作成・設置でき、必要な情報や次のアクションまでユーザーを迷わせずに案内できます。既存のWebシステムのプログラムを改修せずに導入できるため、エンジニアの手を借りられない場面でも改善のスピードを落としません。

特に、導線が複雑なページや情報が見つけにくいサイトでは、ユーザビリティを高めることで直帰率の改善が期待できます。

自社の課題にどう役立つのか、詳しい機能や導入効果を知りたい方は、お気軽にご相談ください。

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直帰率改善に「テックタッチ」を導入した企業の成功事例

直帰率改善のイメージをつかむには、実際の事例が参考になります。自社と似た課題を抱えていた企業がどこから手をつけ、どのような変化があったのかを知ると、取り組みの具体的なヒントが得られるでしょう。

ここでは、テックタッチを導入してユーザーの離脱を抑え、目的の情報や手続きまでスムーズに誘導できた事例を2つ紹介します。

三菱UFJニコス株式会社|申込フォームのUXを刷新し完了率を向上

三菱UFJニコス株式会社では、法人向けクレジットカードのオンライン申込フォームで、専門用語や入力項目の多さからユーザーが途中で離脱しやすく、申込完了率が上がらない点が課題でした。

テックタッチの導入により、必要書類の案内や入力ルールのガイドを画面上に表示することで、ユーザーの操作負荷を軽減しました。既存システムの大規模な改修をせずに、短期間でUXを改善した事例です。

関連記事:https://techtouch.jp/cases/ufjnicos/

全保連株式会社|スムーズな電子申し込みを実現

家賃債務保証サービスを展開する全保連株式会社は、電子申し込みシステムでの利用申し込み前にユーザーが離脱してしまう課題を抱えていました。

テックタッチの導入後は、Webシステムの画面上に操作方法や入力時の注意点を案内するナビゲーションを設けています。操作に戸惑いやすいポイントで案内が表示されるようになり、ユーザーは説明を探すことなく手続きを進められるようになりました。

その結果、申し込み手続きの混乱が減り、迷わず電子申し込みを完了できる環境が整っています。

関連記事:https://techtouch.jp/cases/zenhoren/

直帰率を改善してサイトの成果を最大化しよう

直帰率は、サイトの使いやすさやコンテンツとの適合度を確認する手がかりの一つです。

検索キーワードのずれや表示速度の遅さ、導線の複雑さなど複数の要因で直帰率は高くなります。直帰率を下げるには、原因を正しく突き止めたうえで対策を選ぶことが大切です。

テックタッチは、導線の整備をはじめ、ユーザーが使いやすいWebサイトづくりを支援します。直帰率の改善にお悩みの際は、お気軽にご相談ください。

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