「開発せずに」UI改善を実現!「テックタッチ」でユーザー体験を向上させる開発体制を構築

ウイングアーク1st株式会社

新規ユーザーの学習コストを下げつつ、開発リソースを優先度の高い開発に集中。ユーザー体験の向上に向けた効率的な製品開発体制を実現

導入前の課題

機能追加に伴い、新規導入顧客の学習コストが増加
新規開発などにリソースが割かれ、既存機能のユーザービリティ改善要望に即時対応しきれなかった
・マニュアル等も作成していたが、なかなか読んでもらえずにいた

活用方法

・初期導入時にユーザーが把握・対応すべき操作をガイドで案内
・UI(ユーザーインターフェース)改善のための開発を「テックタッチ」で代替
・複雑な機能、操作を後から画面上で補足説明を加え未習熟ユーザーをフォロー

効果

機能開発と並走したUI補助で、開発サイドの安心感とスピードを確保
・ユーザーの初期学習コストが軽減
・UI(ユーザーインターフェース)改善への全社的な意識向上・協力体制の強化を実現

導入前の課題

機能拡充によるユーザーの学習コスト増加と、リソース不足による開発要望への対応に苦戦

ウイングアーク1st株式会社は、ソフトウェアとサービスを通じて、企業のデータ活用を支援しています。当社は20年以上にわたり累積で約35,000社以上(2024年2月末現在)に導入され、市場シェアNo.1(※)の帳票基盤ソリューション「SVF」をはじめとする、企業の基幹業務を支える帳票・文書管理ソリューションと、データにより新たな価値をもたらすデータエンパワーメントソリューションを提供しています。

※ 出典:デロイトトーマツ ミック経済研究所株式会社発刊 ミックITリポート2023年11月号「帳票設計・運用製品の市場動向 2023年度版」図表2-3-1 【運用】製品/サービスのベンダー別売上・シェア推移 2022年度実績
※ クラウド版とパッケージ版の累積社数(2024年2月末)

ウイングアーク1st株式会社 Business Document事業部 プロダクトライティングG グループマネージャー 嶋村智行さま

競争が激しいSaaS業界において、機能面でリードし続けることはビジネス上とても重要です。そのため当社は常に迅速な機能拡充に努めてきました、この戦略により新規ユーザーのシステム操作に関する学習コストの増加という新たな課題も発生していました。ユーザーや自社のセールス担当者からは、機能を限定し学習コストを抑えたトライアルモードの導入など開発要望が上がっていたものの、主要機能の開発にリソースを集中させるため、これらの要望の優先順位が上がりにくい状況にありました。また、操作方法に関するマニュアルも豊富に用意していましたが、クラウド版提供後はより多くのユーザーに利用頂くようになったと共に想定ユーザー層も大きく広がり、思ったようにユーザーに読んでもらえず、解決方法を模索していました。

そんな中、2019年頃に事業部の体制が変更になり、事業部的にUI改善に注力する方針が示されました。マニュアル作成担当部署施策検討していた際に、「テックタッチ」に出会いました。実際に製品を触ってみたところ非常に使い勝手がよく、導入する運びとなりましたが、既存システムにスニペットを埋め込むという開発に、当初は開発チーム側の戸惑いもありました。

活用方法と効果

「テックタッチ」により、ユーザーのシステム理解促進と開発効率の改善を同時に実現

「テックタッチ」の導入により、UI(ユーザーインターフェース)で説明しきれない部分を操作ガイドでリアルタイムに補完し、ユーザーが使うその場で、機能についての補足情報を提供できるようになりました。ガイドの作成はマニュアルチームが主導していたため、開発チームは機能開発に集中しながらも、マニュアルチームとより密接に連携してUIの補助を行う体制ができています。また、マニュアルチームでは「テックタッチを使うことで、画面UI、テックタッチ、マニュアルにおいて、それぞれ「何を」「どこまで」の情報を提供すべきであるか、うまく整理が付けられるようになりました。それによって、開発されるUIについても開発と一体感を持って提供できるような場面が増えています。

 

ユースケース:ユーザーが困ることが多い設定を説明するガイドをポップアップに集約

さらに、開発チームの考え方にも変化がありました。新しく主要機能を開発する際、リテラシーや習熟度の違う様々なユーザー層に対して、1つの画面だけで機能を理解できるUIを設計することは非常に難しく、開発スピードを落とす要因にもなります。しかし、「テックタッチ」があることで、様々なユーザー層に対し後からフォローできる前提で機能開発を進めることができるため、開発チームにとって「テックタッチ」の存在が安心材料となりました。

 

ガイドを再生すると、システム上で案内が表示される。この案内に従って操作を行うことで、ユーザーは操作に迷わなくなる

加えて、「テックタッチ」用にUIの識別子をルール化することで、よりプロダクトとテックタッチが密接に連携できるようにしています。いまでも開発チームとマニュアルチームは会社のチャットシステム内に専用のルームを設けて「テックタッチ」について話し合いながら、ユーザビリティの改善に継続して取り組んでいます。こうした取り組みにより、ユーザーのシステム理解促進と開発効率の改善はもちろん、UI改善への意識向上・協力体制の強化に向けて着実に歩を進めています。

 

未設定項目を発見するタスクをガイドで案内し、ユーザーの設定のヌケモレを防止 

今後の展望

UI改善へ向けた部門間連携を強化し、さらなるユーザー満足度向上を追求

「テックタッチ」の導入により、開発チームからマニュアルチームにUIの相談が来るようになるなど、部門間連携の動きも高まっています。今後は、こうした連携をより活発にし、サービス改善・ユーザー満足度向上を促進すべく、社内での「テックタッチ」活用の理解浸透に努めていきます。

(本記事は2024年12月に行われた取材の内容をもとに作成したものです。)

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